キリスト教精神にあふれた伝統校
東洋英和女学院中学部

東洋英和の学校生活は、8時に登校、8時10分から20分間の礼拝で始まる。聖書科の授業が中1から高3まで毎週あるように、キリスト教の精神が学校のすみずみに行きわたっている。
このほかにもキリスト教系の学校らしく、中1では「ディアコニア」という奉仕の体験学習、高3では伊豆での「修養会」など、ボランティア活動や自己の内面を見つめる機会が数多くある。
ほとんどの学校が、高2・高3で文系・理系コース、国公立・私立コースといったコース分けをしている中にあって、東洋英和はコース別を採っていない。進学先の異なる生徒が一緒に生活することで、卒業後の人間関係が豊かになるようにするためだ。
学校としての大学合格者数より、生徒の人生を大切に考える姿勢、ここにも「誰かのために。まず、私から始めましょう。」の精神が生きている。
- 2014年度入試
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東洋英和の入試は、国語、算数各100点満点、社会、理科各60点満点の計320点満点で行います。各教科とも毎年、合格者が平均で70%ぐらい取れるように問題を作成しています。教科ごとの足きり点の設定はありません。判定は総合得点にて行いますので、1教科ぐらい失敗しても挽回の余地は十分にあります。A日程、B日程とも難易度の差はなく、例年の出題傾向や難易度も大きく変えることはありません。ですから、過去の問題を解いて問題の傾向に慣れるということは非常に有効です。4教科とも読解力、思考力、社会や学問への関心を確認する問題が必ず出されます。答えそのものは簡単な内容ですが、その答えを導くためによく考えなければなりません。問題文をよく読み、問題がどのような解答をもとめているかしっかり捉えて解答する必要があります。国語は長文が出されますのでそれを読解する力が問われます。漢字の問題はその意味をおさえて練習してください。日々言葉についての知識を深めるように努めることも大切です。算数はまず基本的な計算力をしっかり身につけるようにしましょう。計算、穴埋め、文章題、図形の面積、体積、グラフなどいろいろな形で出題されます。社会は主に「歴史」、「地理」、「公民」の三分野に分かれて出題されます。歴史と地理といった二つの分野を合わせた大問が出題されることもあります。解答のほとんどは基本的なものですが、問題文をよく読み、表やグラフ、図や地形図などを読み取り、しっかり考えて答えを出す必要があります。時事問題に関係する出題がありますので、日頃から社会の動きに関心を持つように心がけてください。理科もグラフや表、図などのデータを読み取って答えを導く問題が出題されます。「物理、化学分野」と「生物、地学分野」がおよそ半々で出題されます。基礎的な内容はしっかり勉強し、問題文から読み取る力をつけておくことが大切です。実験の仕方や器具の扱いに慣れ、観察などにも取り組んでいきましょう。
面接は判定の参考にする程度のものです。受験生の良い面を見たいということに主眼がおかれたものです。コミュニケーションが図れればよく、特別な準備はいりません。なお面接は受験生本人のみで行います。
<試験日>
A日程 2/1(土)
B日程 2/3(月)
<合格発表>
A日程 2/2(日)
B日程 2/4(火)
※ホームページでの発表は、入試当日22:00頃。