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下の図のような図形があります。このとき,次の問いに答えなさい。
(1)CからABに垂直 な直線をひき,ABと交わる点をHとします。このとき,CHの長さは何cmですか。途中経過を記入すること。
(2)BDの長さは何cmですか。途中経過を記入すること。
(3)AとEを直線で結んだとき,AEの長さは何cmですか。途中経過を記入すること。
(1)三角形CBHは三角形ABCと相似な三角形で,3辺の長さの比は6:8:10=3:4:5です。よって,
CH=6×$\dfrac{\text{4}}{\text{5}}$=4.8(cm)
(2)(1)の相似から,
BH=6×$\dfrac{\text{3}}{\text{5}}$=3.6(cm)
三角形BCDはCB=CDの二等辺三角形なので,
BD=BH×2=3.6×2=7.2(cm)
(3)三角形BCDと三角形ACEは,
CB:CD=CA:CE=1:1
角BCD=90°−角DCA=角ACE
より相似です。
相似比は6:8=3:4なので,
AE=BD×$\dfrac{\text{4}}{\text{3}}$=7.2×$\dfrac{\text{4}}{\text{3}}$=9.6(cm)
中学への算数
東京出版刊行
解き方のイメージを育て、思考力を鍛える!
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●編集方針●
最近の中学入試では、型にこだわらない新傾向問題が増えています。 これらは、ためしたり、かぞえたり、整理したり、場合を分けたり、 規則性を発見したり、グラフを書いたり、図形を動かしたり、 立体をいろいろとりあつかったり、というように、 単なる反復練習では解くことのできない、 数学的な発想力や思考力を要求される問題です。 それに応える力を育てることが本誌の最大の目標です。同時に、受験を離れたところでも、算数のおもしろさ、 楽しさを伝えていきます。
授業は先生と生徒がやり取りしながら進んでいきます。数学の問題は答えを求めるまでの過程を考えて解いていきますが、問題によっては解き方がいくつもあります。それらの解き方を授業で紹介したり、解き方について意見を出し合ってもらう場面もあります。
さまざまな解き方を考えるところに数学の醍醐味があります。ぜひ獨協でいっしょに数学の醍醐味を味わいましょう。