日経ホールにて
2022年9月19日(月・祝)開催

 中学受験と子育てをテーマにしたこのフォーラム。今回は、男子校・共学校の難関校である開成、渋幕・渋渋、武蔵の先生方にお集まりいただきました。

 第1部の特別講演では、開成中学校・高等学校の野水勉先生、渋谷教育学園幕張・渋谷中学高等学校の理事長・学園長の田村哲夫先生、武蔵高等学校中学校の杉山剛士先生が、各校の教育内容を紹介。第2部のパネルディスカッションではSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の髙宮敏郎氏がモデレーターを務め、社会で活躍する多くのリーダーを輩出している3校の先生方が考えるリーダー観や、そうした資質の育成につながる取り組みなどについて語っていただきました。第3部の入試対策セミナーでは、サピックス小学部・教育情報センター本部長の広野雅明先生が3校の入試情報や入試対策などについて解説しました。

【協力】開成中学校・高等学校、渋谷教育学園幕張・渋谷中学高等学校、武蔵高等学校中学校

第1部 特別講演

開成中学校・高等学校

特別講演(1)
多様性を深く理解し、国内外の多岐の分野で独創性とリーダーシップを発揮してほしい

 開成学園は創立150周年を機に新校舎建築事業に取り組んでおり、昨年、高校の教室と大体育館のあるA棟が竣工しました。現在、引き続き第2期工事を進めており、来年の夏には竣工し、新校舎の90%が完成する予定です。
学園の歴史は、佐野鼎先生が1871(明治4)年に共立学校(きょうりゅうがっこう)を創設したことに始まります。佐野先生は幕末の時代に遣米使節団、遣欧使節団の双方に参加して世界を見聞した稀有な人物です。・・・

開成中学校・高等学校 校長
(名古屋大学名誉教授 工学博士)
野水 勉 先生

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渋谷教育学園

特別講演(2)
ドキドキワクワクの6年間

 渋谷教育学園幕張・渋谷中学高等学校の創立者として、両校に共通する特徴についてお話しします。今年3月に私は校長を退任しましたが、引き続き学園長として両校に関わっています。
 どのような考えの下でこの2つの学校をつくったのか。生徒が今日はどんなことが学べるのか、どんな出会いがあるのかと、毎日「ドキドキワクワクするような6年間」にすることを目指しました。・・・

渋谷教育学園 理事長 学園長
田村 哲夫 先生

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武蔵高等学校中学校

特別講演(3)
独創的で柔軟な真のリーダー育成のために

 武蔵高等学校中学校は東京都練馬区にあり、自然豊かなキャンパスには川が流れています。私は武蔵の卒業生で、3年前に43年ぶりに母校に戻ってきました。今の武蔵はどうなっているんだろうと思い、生徒と面談をしました。武蔵生はみんな自分の言葉で話してくれます。それでいて仲間の言葉を無視しない、独創的かつ柔軟な考えを持っていることが武蔵生の良さだなと改めて感じました。・・・

武蔵高等学校中学校 校長
杉山 剛士 先生

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第2部 パネルディスカッション
「個性の共鳴」が育むリーダーの本質

<パネリスト> <パネリスト> <パネリスト> <コーディネーター>
開成中学校・高等学校
校長
(名古屋大学名誉教授
工学博士)
渋谷教育学園
理事長・学園長
武蔵高等学校中学校
校長
SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表
野水 勉 先生 田村 哲夫 先生 杉山 剛士 先生 髙宮 敏郎

 「個性の共鳴」が育むリーダーの本質ということで、子どもたちがどういう環境でリーダーシップを身につければいいのか、保護者として果たすべき役割とは何か、先生方にお聞きしたいと思います。各校とも、さまざまな分野でリーダーを輩出されていますが、改めてリーダーとはどういう存在なのか、「リーダー観」についてお聞かせください・・・

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第3部 入試対策セミナー
自発的学習のススメ 3校の入試対策の決め手

SAPIX小学部

 最後に、難関校である開成、渋幕・渋渋、武蔵に合格するためには、どのような力をつけていく必要があるのか、データを基に解説します。
各校とも中学入試は4科目ですが、科目の試験時間・配点は学校ごとに異なります。開成は算数・国語が85点、理科・社会が70点と、4教科の配点に大きな差はありません。特定の教科に偏ることなく、バランス良く学習する必要があります。渋渋は算数・国語が100点、理科・社会が50点と算・国重視の配点に。・・・

SAPIX小学部
教育情報センター本部長 広野 雅明 先生

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