
中学入試の問題を解くには「発想力」や「思考力」が大きな鍵。一見難易度の高そうなこの問題も、落ち着いて考えれば、5年生以下でも解くことができます。「我が子にはまだ早い!」と言わず、親子で力を合わせ、実際の入試問題に挑戦してみましょう。
図1のカードは正方形でこれと同じカードが合計10枚あります。今、この10枚のカードを裏返しにし向きはでたらめにしてシャッフルし10枚をずれることなく重ねました(図2)。そのとき、(あ)の部分の下に重なる10枚のカードの数字の和は88でした。ではこのとき(い)の部分の下に重なる10枚のカードの数字の和はいくつですか。
宝仙学園中学校共学部理数インター(算数特別入試)
1から9までの数を全部相手にすると少し混乱するかもしれません。
(あ)の位置の下にくることができる数は、限られています。
40枚のカードを8人に配るとき、どの人も1枚以上になり、しかも、すべての人がそれぞれ異なった枚数になるようにします。このとき、配られたカードの枚数が5番目に多い人の枚数を求めなさい。

[出典]中学への算数・6月増刊
09年入試精選 わくわく算数100題
(発行:東京出版)
09年中学入試問題より、学習効果の高い100題を厳選。各問題の特徴をコメントとしてつけ、入試傾向や解き方のポイントがわかるように工夫。また、ていねいな解答により、算数の楽しさを実感しながら学習できます。