女の子というのは日々進化。
変わり続ける。
特に思春期は。
自分にも覚えがあるけど。
ほんのちょっと前まで長女は「結婚するまではずっとおうちにいるの。」「ここから大学も通って、お仕事も行くんだ~」と言っていた。
そんなセリフを聞いて、長女に対して母親というものは
(あら、可愛いじゃない)という気持より、
「きちんと育てたい」「自立させたい」など色々思って育ててきたものだから、
嘘偽りなく
「えー、それはうれしいけど、やっぱり成人するころには一度
自分で暮らしてみるといいんじゃない?」
なあんて言っていた。(可愛げない母親だな、私)
もしかしたら、心の中では今の子どもたちとの生活が永遠に続くと思いながらのセリフだったりして。
よくわからないケド。(私も思春期の乙女なのか!?)
最近になって、長女の言葉が変わってきた。
夏休みに大学の選考を意識し始めてからだと思う。
やりたい勉強のできる学科のある大学、ちょっと今の自宅からだときつい、というところから出たのだが。
「バイトして家出ようかな」
私は特に賛成するでも、反対するでもなく、
聞いていた。
(まぁ、まずは勉強なんだけどね)ってな感じで。
ところが、長女の生活態度に変化が出てきた。
「今まで何にもしなかったから、自分で出来ることは自分ですることにきめたんだ」と言って
受験時代から中学時代、朝起きなくて喧嘩しながら起こしていた、あの子が自分で目覚ましで起きるようになった。
「ごちそうさま」のあと、何度か声をかけてやっと食卓からキッチンへ片付けていた自分の食器。
自分のものだけだが洗うようになった。
普通のお子さんには当たり前のことだが、わがお転婆長女には
びっくりな変化なわけです。
今日も個人塾へ行く車の中で
「今ね、大学へ行くことばっかり考えてるの。
超たのしみ。この前は大学に入ったらすぐ自立するって言ったけど、1,2年は授業も大変だから、1,2年でがんばって単位を取って、アルバイトしてお金もためて、3年になったら
一人暮らししたいの。あ、生活費はいらないよ。バイトするから。でね、就職したら、2,3年で結婚するから。
で、なるべく若いママになって、早めに子育て終えて、
夫婦で充実した楽しみ見つけて生活したいんだ。
ま、だから家にいるのもあとちょっと。ばいばい♫」
長女は学校のこと、部活の事、いろいろこんな調子で
いつも機関銃のようにしゃべりまくるのだが、
最後の何気ないつもりで言ったのであろう「ばいばい」
が私にズカーーーーンと響いてしまった。
そういえば、小さいころから活発で、歩き始めてからは
私と手をつないで、というより、
だ~~~っ!!とどこかへ行ってしまうタイプだったので、
赤ちゃん用のひもで結んでいたような子どもだった。
もう大学生になったら、そんなひも、結ばせてもくれないわよね。
こりゃあ、旅立ち、子離れしなきゃならないのもそう遠くないなと思ったのでした。
そんな本心を言おうものなら
「きもっ!」
って言われちゃうのかな、いや、にやっと笑う顔も目に浮かぶ。
母親と長女って、ちょっとむずかしい。
妙にさみしくなった。
中学受験時代がいちばん気持が一緒だったかもな~~~~。
カテゴリ名: 女子校ライフ