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みこさんの日記

2009年09月06日00:32

先駆者

これからの教育に望むこととして書かれていた中から、私の琴線に触れたものを抜粋いたします。



まずは、こんなことが書かれていました。

・子ども達の代わりに自分で何でも決めてしまい、子ども達から選択の自由や、間違いから学ぶチャンスを奪ってしまう、現代の親のやり方

本当に、その通りだと思いました。
私も過去において、そうでした。




では、今後教育においては何が求められているのかと言うと、

・子ども達が自分の頭を使って考えること

・子ども達が工夫に富んだ思考力を持つこと

・他者を愛すること

・子ども達の天賦の好奇心・天与の鋭い感性・天才的才能に尊敬の念を抱くこと

・素晴らしい教育は、子ども達に自己実現・幸せ・生産性をもたらす

・思想の自由・個人の希望や夢、感覚、直感、衝動にしたがって選択し、行動する自由を提供する

・教育者は、子ども達に自分の個性である、自分の望むものが何かに目覚めさせ、その望みを追求させ、そしてその結果生じたすべての事柄に対する自己責任の感覚を養わせる

と書かれています。

3人のわが子達の子育てを通じて、私も同じようなことを求めるようになったのです。




期せずして、上司も福沢諭吉さんの言葉を引用して、自立について書いています。

「日々のをしへ」と題して

『子供とて、いつまでも子どもたるべきにあらず。
おひおひは せいちやうして 一人前の男と なるものなれば、
稚(おさな)きときより、なるたけ人のせわにならぬよふ、
自分にてうがいをし、かほをあらい、
きものもひとりにてき、たびも ひとりにてはくよふ、
そのほかすべて、じぶんにて できることは、じぶんにてするがよし。
これを西洋のことばにて、インヂペンデントといふ。
インヂペンデントとは、独立ともうすことなり。
どくりつとは、ひとりだちして、他人の世話にならぬことなり』

当時は斬新な発言だったことでしょう。

どの時代にも、どの分野にも、先駆者として矢面に立ってくださる方がいらっしゃったからこそ、世界は変化進歩してきたのだなぁと思いました。

カテゴリ名: わたし

 

コメント

2009年09月06日 06:59 【先輩ママ・パパ】 MOON

みこさん、こんにちは。

家庭内の教育においては、今子どもたちがある程度大きくなったからこそ、経験で分かったことが本当に多いです。

それこそ赤ちゃんの頃にさかのぼり、
今だったらこう出来る、ということの方が多く.....。

子どもたちの小学校時代、中学受験時代、
親としての関わり方、指導の仕方は、
これで良かったということもあれば、やはり後悔は残りますね。

当時「日々のをしへ」を家のどこかへ掲げているような私だったとしても、
きっと、あれこれ手を口を出し過ぎていたというのは間違いなさそうな、私であります。

でも、そんな私でも時々思うんです。
長女はもう高2ですから、手を離れる時期もそんなに遠いことではないかもしれないけれど、
始めることに「遅い」ってことはないんじゃないか。

こうやって、私がこの場所に出会い、みこさんと出会い、
私をハッとさせて下さるようなお話を拝読出来たチャンスと逃さなければ、

これからでもきっと、私が失敗したなあと思うような子育ても、
まだまだ、修正可能かな、

そんなことを感じました。

 
2009年09月06日 11:47 【先輩ママ・パパ】 ぼの

みこさん 

もう一人子どもが欲しくなりました!
一人目の時、次に子どもが出来たら絶対失敗しないゾ~と思い、
二人目。
やっぱり手取り足取り、口出しもいっぱいしてしまいました…
毎日反省です。
だから、次の子どもは・・・なんて!
(もし私が子どもを産んだら地方版に載りそうですネ!?
取り上げて下さるであろうお向かいの先生とこへもお客様(患者様)が殺到したりして!)

話を戻して…

そう、MOONさんがおっしゃるとおり、始めることに遅いという
ことはないんですよね。
こちらで出会った方々の色々な思いに何か感じることが出来たら、そのまま自分も実行してみればいいだけなんですよね。

でも自分を変えていくという作業はつくづく難しいもんですね…

 
2009年09月06日 22:57 【先輩ママ・パパ】 みこ

MOONさま

私なんて、こんなことも何もわからない知らない状態、考えたこともないような状態で、わが子の子育ての前に、教育の世界で仕事をしてしまっていたんです。

もちろん全て間違ったことをしていたとは言いません。
関わっていた時間も、わが子とは違い幸いにも、期間限定の短時間です。

でも、日記に書いたような思いを持って、子どもに向かっていたならと思わずにはおれません。

今だって途上にいるんでしょうけど、気づいたことは共有し、残せるものは残し、再考が必要となれば再考する、そんな連鎖を創りたいです。

だから、やっぱり私もMOONさんのおっしゃるように、あきらめずに発信し続けていきたいと思います。

わが子にも、同じ道を後から来られる後輩お母さんにも。

 
2009年09月06日 23:08 【先輩ママ・パパ】 みこ

ぼのさま

ぼのさんが3人目、私が4人目?!

それが無理だと、孫育ての時に口出ししたくなりそうですね。それも、同じ観点からすればマズいことかもしれません(笑)。

と言うことは、やっぱり、当事者同士が、今共有することこそが大事なんだということになりますね。

あとは、己の実践あるのみ!
キャー、きびしいです、自分育て。
「子育て≒自分育て」ではなく、「子育て=自分育て」って気がしてきました。

 
2009年09月07日 16:19 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

親って、はじめから親じゃないんですよね。
 子どもが3歳なら親も3歳。15歳なら親も15歳。

 あれこれ思うところはあっても、愛するもの、守るべきものとして育てたことには間違いないぞ、と自分を励ましています。


 子どもがまだまだ小さかった頃、よく英語教材なんかの勧誘電話に「すみませんがうちの子はまだこれから歯も一人で磨けるようにならなければならないし、食事も一人で取れるようにならなければなりません。出来るようになってほしいことの優先順位はいまは英会話ではないので。」と断っていました。(今思うと、こんな小さい時期から子どもを囲い込もうとしているんですね。お商売とはいえ、びっくり。)


 歯も磨け、食事もでき、服も着替えられ、と、どんどん一人でできることが増えました。
 その延長なんですよね。一人で生きられる、って。


 自立の芽を踏んだり、摘んだりすると依存心の強い、決断力のない人間が出来てしまうんだな、と今さらながらに思います。
「インヂペンデント」といふ、か。なるほど、と思いました。

 子ども、確かに欲しいです。

 
2009年09月08日 00:46 【先輩ママ・パパ】 みこ

ビアマグさま

「子どもが3歳なら親も3歳。15歳なら親も15歳。」

そう、これです!

だから親も、自分の未熟を責める必要はまったく無いのです。

でも、気づいたら改めて、実践しましょうねってことです。

 
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