「今日の3時45分にお母さんも一緒に来てください」
と矯正歯科から連絡。
仕事を抜けて長女と一緒に向かう。
「とても心苦しいんやけど・・・」と先生が言ってはったわとしか長女は言わない。
まさか、追加料金?(すでに全納済み)
おそるおそる診察室に入る。
「このレントゲン写真をちょっと見てください!
(ガイコツ(娘)さんが横向きの写真2枚。一枚は口が開いている。もう一枚はやや閉じている。)
どっちが今の状態だと思いますか?」
「あの・・・開いている方でしょうか?」
「そうです!お嬢さんは夏休み前はちゃんと口が閉じていたんです。でも一ヶ月サボってしまったからこうなってしまったんです!」
口内で舌が前歯を押してしまうクセがあるので、それを阻止する
ためのマウスピースを装着しなければいけなかったのだが、ほとんどしていなかったらしい。
学校では出来ないから夏休み限定(家で)ということだったようだ。それでも口の中はワイヤーもゴムもいつもすべてつけている。
それに言い訳ではないが、長女は指名補習でお盆以外ずっと学校だった。
「で、こうなったら苦肉の策で舌を阻止するために前歯の後ろにトゲのようなものをつけるつもりですがどうですか?」
つまり、有刺鉄線のようなものをつけたら舌がびっくりしてひっこんでしまうだろうということだ。
「あの、娘が納得するのならお願いします・・・」
とおそるおそる言うと、先生の怒りは爆発。
口調は急にヤクザ調に変わった。
「オレはなぁ、自分の孫(なんで、子どもと違うん?)やったら
絶対言うこと聞かせる!もう高校生やからって子どもに全て任してもお母さんはよろしいんか?保護責任ってものがありますやろ!(むろん、先生に言われなくても)」
娘の方に向き直って更に続く。
「あのな、自分(娘)はアゴ切られたいんか?
やるんか(有刺鉄線をつけるかってこと)やらへんのか?どっちや?」
反論も何も口を出す瞬間もなし!
「大学病院でアゴ切らんとアカンと言われたのをここまで治療してきたのに!」
1歳7ヶ月の検診の時に保健センターで言われた
「不正咬合ですね。将来、外科手術で治すこともできますが、
できれば矯正治療されるほうが負担がなくていいですよ!」と
言われたことを
最初の治療計画の時に大げさに伝えたのがいけなかった・・・
いつも伝家の宝刀のように気が荒くなったらこの言葉を出してくる。
どんなことをを言われても、治してくれたらそれもアリかなぁ~と思うのだが。
まあ、娘たちも私同様のらりくらり、努力もしないので、
先生にしたら腹がたって仕方ないのもよく解る。
でも長女にしたって中学受験の際も矯正だって頑張っていた。
少しは患者の身にもなって欲しいのだが・・・
この先生は患者本人を診ていないといつも思う。
こちらもいったい春はいつ来るのやら?
ただいま、矯正歴:長女11年、次女6年
まだまだ先は長そう・・・
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ