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ニックネーム:  【先輩ママ・パパ】 ぼの

ぼのさんの日記

2009年08月10日23:55

とある町の受験事情

今夜は3年ぶりに帰省した高校時代の部活の友人と夕食を共にした。
「牧場にお嫁においで!」という北海道は知床近くの別海町という人口16000人に対して牛120000頭という酪農の町が主催したお見合いに軽い気持ちで参加して、本当に嫁に行ってしまった友。子どもは高校1年生と小学4年生の娘さんが二人。今ではすっかり牧場のお母さんになってしまった。

上の娘さんが今年高校入学やってん!と話してくれた。
近くにある二つの道立高校(といっても双方は50キロ以上離れている)のどちらかに皆通うことになるらしい。
行きたい学校を選べるそうだ。
受験という感覚とは若干ニュアンスが違うような。
入ってから成績順にクラスが決められ、成績上位者は東大や北大に行くものもいるという。
塾がない替わりに、皆進んで学校に残り、先生も遅くまで職員室に残り、子どもたちの質問に答えてくれるそうだ。
ありがたいというかそれがごく当たり前になっているらしい。
私立は札幌や道外に出ないとないので、中学受験する子どもなどはほぼ皆無(国立大の附属を除き)。その言葉すらないらしい。

彼女の住んでる家の敷地は牧場部分を含め10ヘクタール。
え~っと、1ヘクタールってどんだけやったっけ??
たとえ頭で分かっても想像もつかない広さだ。
なにせ、迎えのスクールバス(学校へはスクールバスで行く)
が家まで来てくれるのだが、その停車位置まで玄関からは400
メートルもあるそうだ。
そして学校へは1時間近くバスに揺られていく。

これから冬に向かうにつれどんどん日照が短くなり、午後3時を過ぎると暗くなるらしい。とても長い夜の始まり。
自然に逆らわず生活しているという。
話を聞いていると時間がすごくゆっくり流れていく感じがする。
もしかしたら一日もそうだし、一年もそうかもしれない。
となると・・・歳もゆっくりとっていくのと違うん?と思わずピントはずれの質問をまともにしてしまうほど・・・

「時間はみんなおんなじやんかぁ!」と友が言うので、なるほど、そうに違いないけど、「でも、やっぱり絶対、時間の流れ方が違うような気がするわ!」と私。

自然と対話しながらの仕事と日常は実はとても厳しいもののはずなのに大自然を従えているような彼女の話しぶりに思わずひきこまれ、その生活が羨ましいなぁと思ってしまった。

カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ

 

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