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ニックネーム:  【先輩ママ・パパ】 ぼの

ぼのさんの日記

2009年06月27日23:56

鳥の鳴く声しか聞こえない学校

教室の窓を開けるとスズメが入ってくる。
手を広げていると昆虫が飛んできてとまる。
昨日も教室でクワガタを見つけたと大騒ぎだったとか?
校長先生の第一声が「鳥の鳴く声しか聞こえないでしょう!」と
確かに・・・周りは何にもない。

今月最後の学校見学。
今日は長女の通う学校へ体験授業を受けに行った。
お客様目線でどんな風に感じられるかを確かめに・・・

今年度から関西では四大私学の中で一番勢いのある(自称)大学と連携した。
受付には長女の現担任の先生。教頭は去年の担任。
入試部長は中学3年間の担任。もう家へ帰ってきたような雰囲気。妹さんが来てくれたのねっ!と。
母はここでぐっと気持ちが溺れそうになるのをこらえる。
唯一、校長先生のお顔は初めて拝見。実はここ数年毎年のように
学校側の事情で校長が変わられているのだ。
親としてはちょっと翻弄されている気分。
県内の某公立高校の校長をされていたという前歴。
話を聞いていても、確かに、公立の先生という感じ。
ここでは中高が一緒になって勉強できる!と強調されていたが、
実はそんなことは当たり前のことではない?だって、ここは
中高一貫の学校なんだもん~
あるいは、教員に転勤がないってことはすばらしい♪とか・・・
私学だったら当たり前のことなんだけど?
話される内容は例えば、
「入口を間違わなかったら、出口を間違うことはありません」
とか、とってもすばらしいのだけど、実に具体的でなく、まだ来られて日が浅いことを物語っている。
替わって連携大学の部長先生がはるばる大学よりみえて、説明。
われわれの「大学」はコアバリューを第一に掲げていますと。
目的意識や課題意識を持たない最近の子供達を一貫教育で未来を生み出す人間に成長させることを使命と考えていますとのこと。
受験がないということでそれに割かない時間を有効に、体験授業を通して、企業で求められているコミュニケーションを鍛えたり、早くから社会勉強をしたりということらしい。
そして、一番強調されたのは連携大学が多い中、運用をちゃんと考え、実行していうのはうちの大学だけと。
このごろの子供達はずっと将来のことだって、何もかもお膳立てされていて、そこをなぞって歩くんだなと。
その先、線路がなくなったらどうするんだろう?
ちなみに校長先生の話は10分。
大学側の話は20分だった!

現時点で小学生である子どもを持つ親が就職まで見据えて学校を選ぶ時代に入ったのだろうか?
最後に入試部長が初日専願なら塾長推薦で入れることもあると強調されていた。ぜひともこれを活用して欲しいと。
ライフライン?
出来れば活用したくないけど・・・

ひとつ、今回とても嬉しかったこと♪
長女の友達が茶道部の部長をしているのだが、
次女がくると聞いて自ら手を挙げ、クラブ体験実施の段取りを
してくれたと聞いた。
次女も温かく迎えてもらって、感激ひとしおで、
「茶道部に入りた~い!」と帰り道、盛んに言ってた。

その前に学校へ入学しないといけないんだけど・・・!?

カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ

 

コメント

2009年06月28日 21:31 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

学校の一番の「ウリ」が大学受験の実績、という学校って、正直どこまで信頼できるのかわからないようなところがありますよね。「え?私は中高一貫校の説明会に来たんだよね?予備校の説明会じゃないよね?」と思うような学校もあります。

 しかも冷静になってみれば、○○大学に何名、と言われても、それは「わが子の合格が保証されている」というわけではなく「確率が高くなるかもしれない」というだけのことだと気付きます。


 今回のぼのさんの行かれた学校は「実績」ではなく「連携」の説明があったようですが、小学校6年生の親に、大学との連携のお話をされても、それがどれほどすばらしいことなのか、正直イメージしにくいのではないかと思います。私はそうでした。


 「高大連携」は最近よく言われるようになったと思うのですが、大学の講義を一部高校生が受講できて、それが入学後の単位に移行できたり、逆に大学の先生が高校に来て講義をしてくれたり、といろいろな形態があるようです。

 大学の専門的な研究の一部を、高校生に見せてくれたりするのは、将来の進路への興味関心を引きたてたりするのにはとてもよいとは思うのですが、反面、目の前のことに影響されやすい年頃の生徒たちの進路を逆に限定してしまうのではないかという危惧もあります。

 このあたりの選択がどう出るかは、入学させてみないとわからない部分もあるかもしれませんね。

 ぼのさんのおっしゃる「就職まで親が見据える」というのは賛否両論だと思います。私たちは子どもを一人前の社会人として生きられるように育てているわけですが、どこまでが責任で、どこからが自覚・自立なのか、というところですよね。

 
2009年06月30日 08:18 【先輩ママ・パパ】 ぼの

ビアマグさん 

おはようございます。
先月から何校か見学していますが、実に様々で、改めて色々見て
考えるきっかけができて私達家族にとっては良かったなと思います。
また、気持ちが混乱するんではないかという懸念もありましたが、意外に惑わされずにいます。
どの学校にもいいところあるなぁというのが本当に正直な感想です。子供達を教育していくというお仕事なのですから、感じられて当たり前かもしれませんが。
でも、大学連携の学校に入れるということはある程度、親が方向を指図しているようで・・・
本当に親はどの辺りまで(それとなくでも)関わっていくのか、いくのがいいのか、本人に任せるのか、まだ見当がつきません。
中学受験の難しさを感じます。

 
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