長女は運動部。
ボールを使う運動部。
小学校時代はピアノ、バレエ、ジャズダンス、お習字を習い、吹奏楽部でフルート。
まあ、なんて美しい経歴なんでしょう。
中身は女らしさとは対極にありますがね。
でも性格は「男の子」
「女番長」などと冗談で笑われるくらいやんちゃで、男勝りではあったが、
ボール競技なんてやったことなかった。
中学に入って、勧誘に来た上級生の「夏合宿ではバーべーキューに花火」の魅惑の台詞に誘われ、
「楽しそう」とあっさり入ったこの部活。
入ってみたら、自衛隊か宝塚のような毎日だった。
体育会育ちの私でさえ、ちょっと引くくらい超がつくほど厳しい。
ずっとずっと泣いたり笑ったりの毎日。
でも、決して「辞める」とは言わないその強さにびっくりしていた母。
さて、この春高3が引退し、長かった下積みに別れを告げ、
晴れて部活での最上級生となった。
運営はすべてまかされる高2の面々。
期待と緊張の毎日が始まった。
この日曜日にインターハイ予選があった。
新しいメンバーでの試合。
大学生になっているOGも見に来て下さった。
娘が「鬼だ」「意地悪だ」と泣きながら訴えていた先輩方は
人一倍手のかかった後輩たちが心配なのだ。
鬼どころか優しいマリア様だ。
私が「先輩だって一生懸命言って下さってるんじゃないの?」と
言ったことがちょっとはわかったかもね。
結果はメタメタ。
後輩が悔しさに泣いていた。
娘たちは、今まで先輩に守られていたことを痛感し、
新たな責任感を感じたのか、涙も出ていない。複雑な表情だった。
あ、また大人になったかな。
と思った瞬間。
カテゴリ名: 女子校ライフ