朝日新聞18日の「声」欄、「語りつぐ戦争」を読みました。
実際に戦争を体験されり、それを聞いた方からの貴重な投書です。
ところで先日の母の日、実家の両親を誘って我が家で食事をしました。
毎年恒例、我が家がしている少ない親孝行の1つです。
何の話からか、子供たちと両親は戦争の話題になりました。
防空壕に隠れた事、疎開した事、玉音放送を覚えている事、
食べる物がなくて祖母が着物を疎開先で物々交換していたこと・・・
私も初めて聞くような体験談でした。
母の兄が戦地から無事に戻った時の話もその1つ。
祖母は軍服を着た伯父を見て、玄関でおいおいと泣いたそうです。
私は昨年亡くなったその伯父が戦争に行った事さえ知りませんでした。
子供たちは真剣に聞いていました・・・
でも、
「すっげぇー!!ホントに戦争知ってるんだ〜!」
(↑これ、なんと下品な「娘」の反応です、汗・・・)
「え、じゃ、湾岸戦争も知ってるの?」
(↑何もかも全部が昔?という感覚の息子、汗・・・
確かに君の生まれる前だったけど、邪馬台国から総復習しくれー!)
とんでもない反応もしばしばでしたが・・・
教科書や参考書に書いてある事を、
祖父母が実際に体験している事にとても驚いていました。
幸い私の両親は健在ですが、いずれこんな話も聞けなくなるのです。
生の声で実体験を聞くのは貴重なこと。
私も両親の体験をこの歳になって聞くとは思いませんでした。
新聞の体験談、読みながら涙がでます・・・
こうして平和に暮らしている事だけでも、どんなに幸福なことか。
次は6月22日だそうです、必ず読むつもりです。
さて来月は父の日、
また両親に貴重な話を聞こうと、今から楽しみにしています。
カプチーノさんの日記
2009年05月20日09:41
語りつぐ戦争