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桜丘中学校さんの日記

2012年09月21日00:14

高2 オーストラリア異文化旅行をふりかえって
 

(※WILLナビブログでは機能の関係上、写真の一部しか表示されておりません。是非、オフィシャルブログhttp://www.sakuragaoka.ac.jp/blog/ で他の写真もご覧になってください!)


8月27日~9月4日に実施しましたオーストラリア異文化体験旅行では、現地からタイムリーな情報をお伝えいたしました。しかし技術的な問題もあり、思うようなご報告をすることができませんでした。そのため、伝えきれなかった現地での様子や、生徒の声などを追加でご報告させていただきます。

※姉妹校の規定により、姉妹校生徒の写真が掲載できません。ご了承ください。

<1~2日目:8月27日~28日成田からメルボルンへ>

初めての海外、初めての飛行機、という生徒もおり、楽しみ半分不安半分、という表情で成田空港に集合。夜行便の機内では、明日は一日忙しいからしっかり睡眠時間を確保するように、とのアドバイスはあったものの「なかなか眠れない・・・」「ゲームや映画が見れるなんて♪」と、寝不足気味で現地に到着。猛暑の日本から、冬のメルボルンへ。寒い!とセーターを出し、ジャケットを出し、冬服に変身!

空港では、「荷物が重いから手を貸してほしい」と通りかかった女性にお願いされ、半分荷物を持ってあげる生徒の姿も。そしてその女性との別れ際に、「Thank youと言われて、とっさにYou're welcomeが出て来なかった」と悔しそうにしていました。次はきっと言えることでしょう!



メルボルン到着後には、班別自主研修。生徒はまさに「異文化体験」へ。

「トラムに乗った時に、どこにカードを通せばいいか分からなかった時、自分達は聞いてもいないのに教えてくれたり、アイスクリーム屋さんで世間話をするおばさんがいたり、街の人が社交的で親切なことに驚きました。」

「トラムの中で2人掛けの席に1人で座っていたら、次の停車場で外国人の高校生が乗ってきた。そしてそのグループの男4人、女4人程の人と話したが、全くわからなかった。日本人か中国人かで、日本人とだけ答えることができた。See youとは言えた。とても不安になった。」



夜はオージービーフをいただき、明日からのホームステイに備えました!



<3日目:8月29日パッフィンビリー観光~姉妹校へ>

この日は観光列車パッフィンビリーに乗車しました。


乗車前に集合!


車窓から足を投げ出し、大自然の中の電車の旅を楽しみました!

その後は姉妹校セント・フランシス・ゼイビア校へ。バスに乗った途端、生徒達の表情が緊張してきました。英語での自己紹介の練習をしたり、最初に会ったら何て言おうか・・・なんて声も聞こえてきます。

姉妹校には昼頃到着。まずは高校校舎へ。昼食を食べているとホストの生徒が迎えに来てくれます。その後は午後の授業に参加です。英語、日本語、生物、数学・・・。そしてホームステイに突入しました。


「最初の授業はとても楽しくて良かった。英語は聞き取れなかったが、何となくわかりました。」

「ものすごく緊張したけど、ホストはすごく優しくて、分からなくてもちゃんと教えてくれたりしてくれて、すごくほっとしました。」

「周りは英語ばかりで頭が混乱します。今日は何度も聞き返して、それでも分からなかったりと迷惑ばかりかけてしまいました。早く英語に慣れたいです。」


<4日目:8月30日姉妹校での学校生活>

この日は朝の登校から下校までを一日姉妹校で過ごしました。ホームステイ先で初めての夜を過ごし、みな元気に登校してきました。

「日本語の授業では漢字の間違いを指摘しちゃいました。」

「学校におやつの時間があるなんてびっくりです。」

「授業の初めは緊張していて、とても大変でしたが、回を重ねている内に隣の席の人と話せたりできて、とてもよかったです。」

「みんな自分に話しかけてくれた。何言ってるか分からなかった。でも親切だった。授業中立ち歩いたり、しゃべったりしているけど、自分から意見を言っていた。」

「私は、数学、生物、英語、心理学の授業を受けました。数学はなんとなーく言っていることがわかりましたが、他の授業は理解できず聞いているだけでした。」


<5日目:8月31日オーストラリアのSports Carnival>

当初の予定には組み込まれていませんでしたが雨天順延のため、私たちの滞在中に陸上競技大会がありました。これも桜丘生徒にとって、まさに「異文化体験」だったようです。

姉妹校生徒達は8色(白・黒・赤・オレンジ・黄・緑・青・紫)のハウスカラーに分かれており、自分の色を身につけて参加していました。桜丘の体育祭でも4色に分かれ、色別のクラスTシャツを着用しますが、さすがオーストラリア、自分の色であれば何を着てもいい、ということで、いわゆる「仮装」をしてくる生徒も見られ、またフェイスペイントや髪の毛を染めたりも自由だったので、見ているだけでも楽しめました。

天気予報は「雨」でしたが、とてもいい天気です。

こちらはオレンジチーム

桜丘生徒も走っています!

グランド脇でフットボールが始まりました。スポーツに言葉は必要ありません。

「朝起きて、(ホストの)シャネルに緑色の髪ゴムや飾りを渡され、つけていきました。学校についてびっくり。顔や髪がグリーン、グリーン、グリーン!!!中には体全体が緑のエイリアン(?)までいました、」

「短距離走、長距離走、幅跳びなど。誰かが言ってました、4月に行うスポーツテストみたい、です。1つでも競技に参加できたので楽しかったです。」


<6~7日目:9月1~2日ホームステイ中の週末>

「今日は朝起きて、朝食を食べて、庭にいるニワトリを追いかけて小屋に入れて卵をゲットしました。リアム(ホスト)は追いかけるのがとても上手でした。」

「今日はオーストラリアでの父の日ということで、夕食に家族全員が揃いました。皆でにぎやかに食事をしました。今日でホームステイ最終日だと思うと寂しいです。」

「お昼を食べると、夕食の準備にとりかかって、いろいろと伝わるようにジェスチャーや電子辞書を駆使しながら日本食を作っていきました。ホストファミリーの皆がすごく喜んでいたのでよかったです。寝る時は、ホストファミリーの1人1人と挨拶をしたり、おみやげをもらったりで、すごく充実した最後のホームステイの夜でした。」

「今日一日、ずっと、明日帰っちゃうんだよね?と言われ続けていたので、余計に帰りたくなくなりました。」

「今日でこのベッドで眠るのも最後かと思うとやっぱり寂しい。明日は今日よりもたくさんThank youって言ってこよう。」

「オーストラリアは良い人の塊でできていると感じる。」

オーストラリアならではの動物を見に、動物園を訪れた生徒も多かったようです!

<8日目:9月3日さらばメルボルン>

週末をホームステイで過ごし、月曜の朝に姉妹校にスーツケースを持って集合。涙のお別れをし姉妹校を後にしました。次は日本で会おう(9月21日より姉妹校が桜丘を訪問予定)と、約束していました。またすぐに会えますね。姉妹校ならではの相互交流です。

「ホストと別れる時は肉親と離れる思いがした。」

「ホストファミリーの1人1人とお別れの挨拶をしました。特におばあちゃんとおじいちゃんは別れるのが悲しく、一番下の弟も仲良くなってきて楽しかった頃だったので、別れがすごく悲しく、寂しく感じました。最後はすごい泣いてしまって大変でした。」

「また将来オーストラリアに来ると約束したので、将来行きたいと思います。メールアドレスを交換したので、メールが来るのが楽しみです。」

空港に向かうバスの車内では、久しぶりに会う仲間達と会話がはずみました。異文化の中で驚いたこと、楽しかったこと、困ったこと、色々な話が聞こえてきます。

そしてメルボルン空港からシドニー行きのカンタス航空に搭乗。1時間程のフライトでシドニーへ到着しました。シドニーでは、まずオペラハウスへ直行!真っ青で美しい海と空、そして真っ白なオペラハウスを背景に沢山の写真を撮影していました。

その後は班別自主研修。それぞれ思い思いの観光スポットを訪れたり、最後のお土産ショッピングなど楽しみました。

<9日目:9月4日無事に帰国・旅行をふりかえって>

最終日の朝は4:15のモーニングコールで始まりました。なかには2時間ほどしか寝ずにオーストラリアでの思い出話に盛り上がってしまった部屋もあったようですが、5時にはホテルのロビーに全員が集合して朝食を食べ、シドニー空港へ向かいました。

日本には帰りたくない!と言っていた生徒も、やはり日本への帰国に安堵の表情を浮かべて成田へ無事に帰着。保護者の皆様に迎えられ、みな元気に帰宅していきました。

この旅行を振り返って・・・

「英語が使えなくても積極的に英語や手の動きを使えば通じるということがわかりました。今はまだ英語が出来ませんが、必ず10年、もしくは20年後になるかもわかりませんが、オーストラリアに英語が上達して戻ってきます。そして高校2年生の異文化の9日間の続きができるような経験をしたいです。」

「英語だけで話している人間がいたことに純粋に驚いた。今回の旅行で英語を学問や暗号と見ず、言語として捉えられた。この機会を期に僕の価値観は180度かわった。今後は英語を勉強したい。」

「この旅行に行ったことでやりたいことが見えてきました。志望の大学を早く決めたいです。」

「ホームステイのおかげか(帰国後の)模試のリスニングが1問間違えでした!(いつも1問くらいしか合ってない)」

「将来のことを考えるよい旅行になりました。桜丘での一番の思い出です。」

「全体的に日本とオーストラリアでは大きな相違点があるにもかかわらず、同じ日本人よりもオーストラリア人のほうが優しかったです。学校の先生はもちろん、ホストファミリーはホストバディも親切にしてくれました。今回の旅行ではただの修学旅行ではなく、名前の通りオーストラリア異文化体験旅行という名に恥じないような体験が出来たと思うし、日本も同じように外国人を迎え入れたら親切に、優しくしたりいろんなことを話してみたいと思いました。」

「最初は自分は英語が口に出なくて頭ではこれを言おうと思っているのに、うまくしゃべることができない。こんなに悔しいとは思いませんでした。幸い体も英語に慣れてきたかはわかりませんが、簡単な会話を話す、聞くまでの段階までこれました。良かった!」

「中3で行った時よりもたくさん会話できたのは、英語に慣れ、また会話しようと心がけたことが重要だったんだな~と今回のホームステイを通して実感しました。また家族にも恵まれていて、みんな私のことを積極的に知ろうとしてくれたし、それにともなって私も教えたくなって、テンションも上がり、それも会話ができた理由じゃないかな~と今思いました。私は私のホストの子が日本に来るので最高のおもてなしをしたいです。」

「ホストとは様々な話をして、国は違えど考えることは一緒なんだなと思いました。この9日間は私を大きく成長させてくれました。」


成長して帰ってきた生徒達の今後のますますの活躍に期待したいですね!

http://www.sakuragaoka.ac.jp/blog/
(桜丘中学・高等学校「学校だより」より転載)

 

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