今年度新たに、サイエンスアイランドの屋外実験場をオープンしました。水田、実験池、畑は、植物と動物の共生地です。ここでは、写真を中心として6月18日の田植えから始まる屋外実験場の記録をご紹介します。
屋外実験場で栽培された植物については、今年度も東京農業大学の木村先生にご指導いただきました。日頃の管理は、科学クラブ生物班の生徒が中心となり、夏休みも交代で水やりを続けました。
昨年に引き続き、田んぼには、20種以上の古代米を中心とするイネを栽培しました。もちろん、昨年収穫した山脇産コシヒカリや、黒米、緑米等も元気よく育ちました。今年度は、畑にも20種以上の作物を植え、夏の盛りの畑は葉が茂り、花が咲き、たくさんの昆虫たちを呼び込みました。ヒエ、アワ、ソバといった穀物やゴマ、さらに様々な野菜も育てました。実験池のそばには、3種の綿花も植え、たくさんの収穫を得ました。
「サイエンティストの時間」にも、屋外実験場は大活躍です。「初夏の動植物観察会」を行なったり、実験池や田んぼから汲んできた水を顕微鏡で覗き、プランクトンの観察も行いました。生徒たちは、それらをスケッチとして記録に残し、デジタルカメラを使った写真撮影にも挑戦しました。一方、ここで育てたものは、実験の材料として活躍しています。先日の「サイエンティストの時間」では、「お米の研究」と題して、コシヒカリ(うるち米)と緑米(もち米)のデンプンの違いを、ヨウ素反応で確かめました。上新粉(うるち米)や白玉粉(もち米)、コーンスターチ、きなこ、さらに収穫した落花生でも同様に調べ、多様な発色結果を検討、考察しました。中学1年生は、夢中になってもみの観察をしていました。
カテゴリ名: 学校生活
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