【先輩ママ・パパ】
夕食を手早く食べ、さぁ、バイオリンのお稽古に出かけようとしたその瞬間、
リリ～ン♪と電話が鳴った。
「〇〇〇学院やって出てるで！！」とディスプレイを見た長女。
次女はなぜか慌てて廊下に出る。
少しでも電話から離れたかったよう。
ただ、話しの内容が気になるので、なるべく近いところで耳ダンボ…
「今日面談をしましたが、先の中間考査のやり直しが全く出来ていませんね～とにかく今日は数学のやり直しを必ず帰ってからやってくるように言いましたから、お母さんも一緒に見てあげてください。期末の成績とほとんど変わってませんでしたが、中学一年生でこの成績ではちょっとこれからがしんどいと思いますので、お母さんが感想（テストの結果を受けて）にも書いて下さっていたので、おうちと連携しながら私も厳しく指導していきたいと思います。」
とまぁこういう内容。
先生は声高くガンガンと話されていたので、たまたま電話の隣に居た長女にも聞こえたようだった。
「ちょっとなぁ…〇〇〇頑張らんとなぁ…」
珍しくマジメに「姉」的な意見。
次女はそのまま、何も言わず、車に乗り込んだ。
途端にシクシク泣き出した。
「先生、ムカつく…」
「だってなぁ、直しやってるんか？と言われて、答えようと思ってるうちに、急に何でやってへんねんっ！！って怒り出すんやで！
私なっ、ちゃんとすぐにやって、数学の先生のハンコももらってるんやで！」
「なんで、それを早く言わんの？」
次女はいつもこう。
言葉がなかなか出てこないので、誤解を招くのだ。
お稽古が始まって、
「今日はなかなか、いい音出てますね！」
めずらしく先生にお褒めの言葉をいただいた。
「ところで、目が真っ赤やけど、〇〇〇さん、今日は鼻炎ですか？」
母を振り返り、話してもいいよという顔をしたので、出がけにこれこれ、こういうことがあって…と話すと
「〇〇〇さんは怒りのエネルギーがある方がうまくいくんかもしれへんね！」なんて言われてしまった。
へへっと笑う次女。
「いいやん、その笑顔☆」
なんて言われて…気持ちもゆるんだよう。
居場所（もしかしたら逃げ場所？）がいくつかあるっていいものかも！？なんてネ♪
カテゴリ名： 中学受験2回終了ママ
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