「卒業式は別にして、これが最後の学校行事やなぁ…」
と言いながら、玄関で靴を履く長女。
今日は年に一度の芸術鑑賞会だ。
今年は有名なブラスバンドの演奏会らしい。
時には演劇だったり、落語会だったり、文楽だったり、毎年違った演目だ。
学校は他県にあるが、鑑賞会に関しては、たまたま自宅近くにあるホールで毎年行われている。
いつも、車で送って行く。
6度目だ。
これで最後と思うとささいなことだが、センチな気持ちがよぎる。
感心するのは、最寄駅からそのホールまでの800mほどの距離にいったい何人の先生が辻、辻に立たれているんだろう!と…
生徒たちが道を迷わないためなのだろうか、それともお行儀悪い態度で町の人たちに迷惑を掛けてはいけないからだろうか!?
懇切丁寧に案内をして下さっている。
先生はここに立つためにいったい何時に着かれたのだろうか?と。
行事ごとに学校へ車で行く時も必ず、何人もの先生がガードマンならぬ誘導係で立たれている。
そこまでしなくてもいいのではと思うのだが、そこを絶対にいい加減にしないところが、この学校の良さだったのだと今日またその風景を眺めながら思った。
ちなみに次女の学校ではかようなことは一切なし。
物足りないと言うか、愛想ないというか、ちょっと冷たいかもと思ってしまう。
そして、そのように感じてしまう慣れが怖い。
カテゴリ名: 中学受験2回終了ママ
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