ノーベル賞受賞で鈴木教授の弟さんが「兄はいつでもどんなとこでも勉強していました」というコメントを出されていて思い出した。
先日、京大のジュニアキャンパスに行き、京都市動物園での特別授業に親子で参加したのだが、その時私たちはチンパンジーが1分間にどのような行動をとっているかを5分間続けて記録した。
たったそれだけでもかなりの集中力が必要でドッと疲れてしまった。
結果を発表するときに先生が私たちはこのような行動記録をとることによってチンパンジーの生態を調べていますと言われ、助手をされていた大学院生さんに
「彼は専門はゴリラなんですが、昨日はどれぐらい記録とってたっけ?」とたずねられると、
彼はごくごくフツーに「11時間です。途中食事(ご自分の)はとりましたが」と答えておられた。
一同、うわぁとため息・・・気が遠くなるような世界である。
たった5分でもくたびれてしまったのに・・・11時間だなんて!!
研究者はすごい努力を日々黙々と積み重ねておられるんだと今更ながら尊敬の念を持った。
この歳にもなるとすべての成果は日々の積み重ねの賜物だということが分かってはいるのだが、すぐに自分とは別世界の話だと片付けてしまう。
きっとそういう考え方も子どもたちに遺伝してるだろうし、親はいつだって背中を見られているんだなと思うとやはり日々精進あるのみだなぁとしみじみ。
カテゴリ名: 中学受験2回終了ママ
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