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MOONさんの日記

2010年09月12日11:44

私を育てていただいたところ

友人や恩師には会っていたものの、母校に行ったのは
大学1年の夏の学校でのクラス会以来。
その後学校は耐震問題もありすっかり建て替わってしまい、
チャペル棟にわずかな名残がある程度。

妹(彼女も卒業以来初めて)と訪れた母校。
いきなり校門のところで保健室の先生とばったり!!

一気にあのころに戻る。

しばしおしゃべり。
(特に、私は高2,3と保健委員だったのだ。)

今は非常勤講師となっている担任とお会いして、
学校内を2時間かけて案内していただいた。

当時は同じ敷地に短大があった母校は、今ではその敷地に高校棟が移り、
巨大な学園と変貌。

ただし、120年を超える伝統ある制服は、
全く変わらないので安心。
いまや、制服チェンジが当たり前のご時世だが、
そういえば、長女の、次女の学校も同様、伝統をつらぬいているところは一緒だ。

昔生物室だった場所は「ここなら登校出来る」生徒のための
お部屋になっていたり、
保健室の中にカウンセリングルームが出来ていたり、
今仕様になっているところもあった。

保健室に相談に来る内容をうかがっていたら、
長女や次女の学校でも同様の話を聞くが、
「けんか」出来ない生徒が増えているとのこと。
コミュニケーション力が、昔に比べて本当になくなってきているのがわかった。

母校に娘たちを入れたかったなあ!!

わが家からでは絶対通えない距離であり、
先生方も「せっかくお嬢さんふたりなのにねえ」と残念がってくださった。
母校に入れる友人も多く、
先生は
「名字も違うし、お顔も違うんだけど、雰囲気とか話し方がそっくりなのよ。だから、なんとなく●●さんのお嬢さんでしょ?って聞くと、そうだったりするのよね」と。

娘たちの学校へ行っていると、
そういう光景をたまに目にする。

お母様が「先生~~」と親しげにお話している様子は
ほほえましくもあり、うらやましくもある。

そのことを母校で話したら
にこやかにうなずいて下さった。

先生方とおしゃべりしていたら、
その居心地の良さを実感した。

私はここで6年間育てていただいた。
本当に穏やかに育てていただいた。

友達とけんかして怒ったり、泣いたり、笑い転げたり、
授業さぼったり、部活で辛い思いをしたり。

「また遊びにいらっしゃいね」
どの先生もそう言って下さって、私は今まで何をしていたんだろう、と思ってしまった。もっと来ればよかったわ~。

妹が、「昔を懐かしむ歳になったのかもね~」と笑った。

カテゴリ名: 「わたし」の話

 

コメント

2010年09月14日 21:54 【先輩ママ・パパ】 ぼの

MOONさん 

妹さんといい時間を過ごされたんですね♪

そうですか。
ケンカをしない子が増えてるって。
確かにそうかもしれませんね。
分かるような気がします。
長女も家では内弁慶で妹に偉そうにしていますが、
おそらく学校では争いごとなどとは無縁のようです。
お互いに相手に踏み込む前にひいてしまってるんでしょうね。
いいこともあるけど、ぶつかりあって分かりあえること多いのに。
利害関係がないからこそ出来るのに、何を遠慮してるんでしょう?争う前に後のことを考えて怖れるのかな?
私なんかは中学1年生で出会った友人でいつもケンカ(何をケンカしてたんだろう?って今となっては思いますが・・・)していた子が今でも一番の親友ですが。

訪ねていける母校があるって本当にいいですね。
私は公立育ちで、今も職場のすぐそばに出身高校があって、そのまた近くに中学もあるのですが、毎日横を通り過ぎるのに中に入ったことありません。
MOONさんのように外で同窓生と会うことはありますが。
でも、おそらく訪ねても当時の先生は居られないので、居心地は
あまり良くないかも。

そのあたりが私立の良さですね。
先生が変わらずそこに居て下さるということ。
迷ったら帰れる場所という気がします。
中学高校の6年を過ごす場所というのは本当にその人にとって
大きなものになりますね。
長女が卒業するにあたりしみじみそういうことに思いが及びます。

 
2010年09月16日 10:12 【先輩ママ・パパ】 MOON

ぼのさん

存じ上げている先生のほとんどは、既に退職されていて、
当時お若いと思っていた保健室の先生も来年で退職だそうで、
あらためて時の流れを感じました。

でも、たまたま私の担任は、非常勤として残っていらしたので
ギリギリだったんでしょうね、学校訪問は。

ただ、何らかの形で、先生方も学校には来ているとのことでした。
例えば、妹の担任だった男の先生は、
週に何日かお庭のお花の手入れだけに学校にいらしているとか、
ある先生は、同窓会の方によくお顔を出していらっしゃるとか。
女性の先生ですとOGも多いので。

校門でお会いしたもう退職なさった先生の方は、母校は
3代に渡るとかで、いまはお孫さんが在校生だそうです。
こうやって、伝統とカラーが引き継がれているのも
私立の良さかな、と思います。

 
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