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ビアマグさんの日記

2010年05月25日17:04

江戸の英雄色を好む?

 新撰組の屯所は京都の壬生というところにあった。京都の西側の郊外。
 そこから歩いて10数分のところには島原が、40分ほど歩いて鴨川を渡ったあたりには祇園があった。いわゆる花街である。


 新撰組ではなぜかその体の弱い儚げなイメージからか、沖田総司の人気が高い。
 しかし、写真で見る限り、イケメンなのは土方歳三のような気がする。
 (坂本龍馬は・・・福山雅治の方がイケている。)

 ↓幕末写真館
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/quwatoro/bakumatu.shtml

 土方歳三は花街ではモテモテだったようで、文久3年11月、土方は故郷の支援者に手紙を書いているのだが、その中で「花街の芸妓が、我ら『報国憂士』を慕うことは筆紙に尽くしがたい」なんて書いているのだそうだ。なんじゃそれ。


 島原の「花君太夫」、祇園では芸妓3人ほど、北野天満宮の上七軒には「君菊」「小楽」とお相手の名前をあげている。

 最終的には上七軒の君菊を落籍し、女の子を生ませているのだが、モテたんだね~、とちょっとびっくり。


 新撰組は「局中法度」という厳しい戒律の元で命をかけて仕事をしていた。他の人に殺されたより、仲間内の粛清で亡くなった人の方が多かったのではなかったっけ?

 相互監視のピリピリした空気の中、京都の治安も悪く、明日をもしれない志士達を慰めてくれたのは女の人だったのかもしれない。

カテゴリ名: 趣味

 

コメント

2010年05月26日 23:05 【先輩ママ・パパ】 ぼの

新撰組友の会のぼのです。
前にも書いたことあったけど、中学生の時からずっ~と新撰組の大ファンです。
友の会←セブンティーン(うわぁなつかし)か何かの雑誌で友の会の呼びかけがあって、入ってから早うん十年。
今でもそのときのお友だちと年賀状の交換してます。

壬生寺もよく行きました。
昔は素朴な感じだったのに、去年行ったときに、ずいぶん整備されてたのでびっくりしました。
でも年若き時に訪れた感覚と歳取って?から訪れた感覚の差かもしれませんが。
沖田総司もまんがや何かで取り上げられたり、偶像が一人歩きかもしれませんね。
土方さんはあの写真で見る限りなかなか男前な感じです。
近藤さんはいかにもごっつい人。
私もげんこつが口に入るかどうか試しましたが、やっぱりムリでした。当たり前か?

しかし、ビアマグさんほんと詳しいですね!
ビアマグさん、幕末の人物でどなたがお好きですか?

 
2010年05月27日 11:11 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

ぼのさん、脱帽です。
 すみません、私、一昨年江戸検定をやるまで江戸には興味がありませんでした。歌舞伎は好きでしたが。

 うちの夫、実は「誠」っていう名前で、命名のいわれは義父が新撰組が好きだったからという理由らしいのですが、新撰組をよく知らないので(昔読んだ歴史小説でしか)なんでまたそんな?と思っていたほどです。

 江戸検定は毎年100問のうち20問はその年の「お題」としてあるテーマの中から出題されるんですが、2010年はそれが「幕末」。

 で、最近勉強を始めるまで「桂小五郎」と「木戸孝允」が同一人物だということも忘れておりました。(習ったことはあるはずですがすっかり忘れ。)

 なので勉強はかなり大変です。頼むから改名とか変名とかヤメテ欲しいところ。

 で、私の好きな幕末の登場人物は「松平慶永」です。雅号の「松平春嶽」の方が有名。龍馬伝では夏八木勲が演じてますね。
 「誰よ、それ?」って?私もついこの間まで知らない人でした。

 この人、坂本龍馬に勝海舟を紹介したりして、越前守福井藩主で親藩という身分ながらなかなか気さくな人物。

 大政奉還後、新政府構想をみんなで会議していたときに、世論を広く取り入れるためには薩摩方の意向だけでなく、徳川慶喜も参政させるべきと主張したりしています。

 徳川慶喜の「領地は『返上』で官位は『降格』」なのか『献納』で『辞退』なのかの建白書の文言にこだわって徳川慶喜とその家臣団の面目を保つことにも奔走します。

 ところがそうやって必死になっているというのに、徳川方は江戸の薩摩藩屋敷を砲撃したりしてしまうのです。(もっともこれは江戸城二の丸に西郷が放火させたことの報復なのですが。)

 もはや薩長対幕府は一触即発。そして鳥羽伏見の戦いで錦の御旗があがって、様子見していた諸藩は一気に薩長の側に・・・。

 春嶽は新政府の要職にありながら、さらに進軍を続ける薩長(要するに勝てば官軍)に、内戦をやめるように進言し続けます。聞きやしませんが。

 慶應4年9月、新政府から春嶽に新しい元号を考えるように命が下り、春嶽は「明治」と命名。
 中国の古典から「聖人君子が天下によく耳を傾ければ世は明るく平和に治まる」という意味の言葉をとってつけたそうです。
 「明治」の生みの親は春嶽なんです。

 …頑張って付けたのに「治まるめい」とからかわれて評判は悪かったらしい…。どこまでもかわいそうな春嶽なのでした。

 
2010年05月27日 22:04 【先輩ママ・パパ】 ぼの

ビアマグさん こちらこそ脱帽!です。(はは~って!ひれ伏さなきゃ)

なんで、そんなに詳しいんですか!
私、名前は聞いたことあるけど、人物像まで知りませんでした。

あの、ちょっと話しは外れるんですが、
私、こういう話を出来る人大好きなんです。
なんて言うのかなぁ~
昔付き合ってた人も歌舞伎や歴史のことすっごく詳しくて
色々話してくれてたんです。
モテキではありませんが、優しいのも一つだけど、博学って
いうのもなびいてしまいますね。私の場合。

こういう話しって誰とします?
なかなかママ友ランチで出てくる話でもないでしょう?
でも、結構楽しいですよね!(と私は思うんだけど)

 
2010年05月28日 08:45 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

おんなじだ~。
 自分の知らないことを教えてくれる人、世界を広げてくれる人っていいですよね~。
 私のは全くの付け焼刃なのでぼろぼろです。
 新撰組も詳しくないので、「誰が好き?」という問には「知らないから答えられない。」というのが本音。

 ちなみに人気投票をまとめてるサイト(!)があったりもします。

 私は江戸の話は尊敬する江戸検受験者の先輩とします。
 脳ある鷹は爪を隠す。詳しい素振りを見せないのですが実はすごい、という人です。
 決して「オタク」ではなくてマルチな才能をお持ちです。
ぼのさんもきっとそういうタイプとお見受けしました。新撰組の事について、何かいい本とかサイトとかあったらぜひ教えて下さい。

 
2010年05月28日 23:08 【先輩ママ・パパ】 ぼの

読まれたかもしれないけど、新撰組二番隊組長 永倉新八の回顧録「新選組顛末記」が新撰組を知るには一番近いかなと思います。
私が読んだのは20歳前です。
借りてきて読むということはせず、おこづかいやバイトをして
関連の本を買いあさり、本箱を埋めて満足していました。
その頃に頭の中に描いてた新撰組とそれ以降、もう少し歴史を知ってからの新撰組に対する気持ちには変化があります。
その後、「竜馬が行く」を読んで坂本龍馬に傾倒するのですが、
これは今から思えば司馬遼太郎さん描く竜馬に恋したということでしょうね。

それもこれも中高時代の日本史と世界史の先生がむちゃくちゃ
楽しくて面白い授業をして下さったことが歴史を好きになるきっかけ。
高3の長女が日本史が面白くない~(先生が本を棒読みするのみらしい)と言うのを聞くにつけ、先生との出会いって大きいよなと思うんです。

 
2010年05月29日 01:10 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

そうでしたか。私は選択科目が政治経済でしたので、日本史は門外漢です。
 教えていただいた本、さっそく読もうかな。司馬の龍馬は読みましたが、まだまだです。
 
 先生とのであい、確かにありますね。というか、大きいと思います。

 
2010年05月30日 14:29 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

一個書きわすれました~。
 松平春嶽は、神戸の勝の海軍塾設立に当たり、ぽんと5000両を貸しています。
 こういう、困った人にお金を貸してくれちゃう人、好きだなあ。

 
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