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ビアマグさんの日記

2010年05月11日13:16

iPad

 iPadという電子書籍のツールがついに日本でも発売される。

 出版不況の中にあって、起爆剤となるか、などと言われているが、話は逆で、これからは本は紙で読まなくなっていくということなんだと思う。

 紙の本がなくなる。(…かもしれない。)
 そうなったら出版社、印刷会社、取次、本屋、古本屋、紙の会社、インクの会社、運送業者、図書館、家具、インテリアに至るまで、どんな影響があるのだろうと考えてみるが、紙の本のない世界というものがまだまだ想像できない。


 すでに小説は携帯で読んでいる人が多数。ニュースや天気も携帯から取ったりしている。今回のツールはそれをもっと広げる話ということなんだと思う。


 教科書を電子書籍にするとかいう話もある。百科事典はすでに絶滅寸前だし、辞書もそうなんだからこれは近い将来きっとそうなるという未来予想図が出来上がる。


 この大転換、上に書いたような人々が失職したりする、実はとんでもない時代の幕開けなんじゃないかと不安になる。
 聞いたような大学に子どもを押し込んで満足している場合ではないということだ。


 紙で本を出さない分、本の価格は大幅値下げになるらしい。代わりに印税は大幅アップとも言われている。
 書く側を目指すべきか。

カテゴリ名: ひとりごと

 

コメント

2010年05月11日 20:27 【先輩ママ・パパ】 ぼの

就職したのはコンピュータ関連の会社だったんですが、
私に与えられた仕事は印刷発注でした。
紙の厚さも触っただけで何キロかとか自慢じゃないけど分かったなぁ~
まだ写植も一個ずつそれこそ田植えのように文字を版下に置いて
いった時代です。
毎日印刷屋さんと打ち合わせして原稿作って、校正して・・・と、
印刷物として納品されるまでの恐ろしく時間のかかる作業の数々・・・

まだ会社に残る同期に聞いた話によると印刷屋さんも相当しんどいということ。当然ですよね。
ビアマグさんのご指摘どおり、とんでもない時代の幕開けかもしれません。
仕事が様変わりしてしまい、価値観までひっくりかえるかもしれないですね。

 
2010年05月11日 20:59 【先輩ママ・パパ】 こす子

今朝のニュース番組で
青山学院大学が携帯電話(iphone)を
積極的に授業に活用している様子を映し出していました。
携帯電話は私達の生活に浸透している
ならばそれを積極的に活用していかなければとの事でした。

ipadもいったん発売されてしまったら
私達は上手に向き合っていくしかないのですね、きっと。

アメリカではワシントンポストが危機に瀕しており
日本では岩手日報と言う地方紙が夕刊を廃止
(今日の夕刊で知りました)
便利なツールとして開発されたはずなのに
いつの間にか自分たち自身の生活を脅かす存在になってしまう
私達自身でなんとか食い止めたいものです。

星新一のショートショートが大好きですが
何十年も前に星新一はこのような事態を想像していたのかもしれない、、
と思わずにはいられません。

 
2010年05月11日 21:39 【先輩ママ・パパ】 カプチーノ

昨年の仕分けで、小学校の「英語ノート」が対象となりました。
今年度限りで、電子配信に変更だそうで・・・
テキストを目の前にするのとしないのでは、
子ども達の意識も大きく差が出そうだな〜と残念でなりません。

ホント、辞書も百科事典も目でしっかり見て読むからこその良さがあります。
ぼろぼろになった辞書、分身みたいに思えるし、
辞書と一緒に流れる時間の愛おしさってあるのになぁ。

 
2010年05月12日 12:05 【先輩ママ・パパ】 らでぃっしゅ

みなさんに同感です。

青学の授業を見ていた友達は、
「なんちゅう授業をするんやろ~ 近くにいるのに、なぜわざわざ携帯で会話する?!」
と怒っていました。(私は見てないからよくわからなかったのですが・・)

紙の本がなくなるのは淋しい。
カプチーノさんのおっしゃるよう、ぼろぼろの辞書はとても愛着があるし、
少し手あかで汚れたような本は、好きで何度も読み返した本だし。

本屋にいく良さもありますよね。

いろんなコーナーを見ているうちに、目的の本以外に、
新しい本との出会いがあったりして楽しいのに・・・

 
2010年05月12日 14:47 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

そうなんです。
 辞書で、目的の言葉にたどり着く間に目にする他の言葉、この寄り道が楽しかったりもしたのですが、電子辞書みたいに一発検索だとそれがない。

 栞を挟むのを忘れちゃって「どこまで読んだっけな?」と行きつ戻りつするのもなくなっちゃうんでしょうかね~。

 
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