iPadという電子書籍のツールがついに日本でも発売される。
出版不況の中にあって、起爆剤となるか、などと言われているが、話は逆で、これからは本は紙で読まなくなっていくということなんだと思う。
紙の本がなくなる。(…かもしれない。)
そうなったら出版社、印刷会社、取次、本屋、古本屋、紙の会社、インクの会社、運送業者、図書館、家具、インテリアに至るまで、どんな影響があるのだろうと考えてみるが、紙の本のない世界というものがまだまだ想像できない。
すでに小説は携帯で読んでいる人が多数。ニュースや天気も携帯から取ったりしている。今回のツールはそれをもっと広げる話ということなんだと思う。
教科書を電子書籍にするとかいう話もある。百科事典はすでに絶滅寸前だし、辞書もそうなんだからこれは近い将来きっとそうなるという未来予想図が出来上がる。
この大転換、上に書いたような人々が失職したりする、実はとんでもない時代の幕開けなんじゃないかと不安になる。
聞いたような大学に子どもを押し込んで満足している場合ではないということだ。
紙で本を出さない分、本の価格は大幅値下げになるらしい。代わりに印税は大幅アップとも言われている。
書く側を目指すべきか。
カテゴリ名: ひとりごと