昨今の中高生、携帯命の乙女たちではあるが、
こんなところに伝統が今も息づいている。
長女の部活で毎年、引退試合最終日に送られる高3から
後輩たちへの手紙だ。
長女の部活は基本「お手紙」だ。
先生方、先輩方、OGへの試合のご招待状はもちろん、各連絡、お礼など。
それも書式も決まっていて、書記担当の娘は
修正ペンが使えず、眠い目をこすって夜中3時まで
招待状を書き続けていたのが中1だった。
御年賀状もイラスト入りとか写真入りは不可。
すべて手書きで、新年のご挨拶のあと、昨年の反省、今年の抱負など何行で、と決まっていたので、
これも修正ペン不可。
当時専業主婦だったし、中1の子を放って先に寝るわけにもいかず、また、手伝うわけにもいかず、
黙って横でお茶を飲みながら見ていたが、
これは本当によく鍛えられるなあと感心していた。
とりあえず、将来事務職には役立ちそうだ(笑)
小学生の中学受験というもので、だいぶ親が手伝ったり、フォローしたり、娘中心に動いてしまっていた3年間。
小学校生活もだいぶだらしなくなっていた(もともとだらしない)娘のことを案じていたから、
本当にいい経験になったと思う。
今日、とうとう最後の練習日。
「ママ、運動着を洗うの最後だよ」
長女がぼそっと言ったので急にさみしくなった。
写真は去年の先輩方かたのお手紙を参考に、後輩たちへ
手紙を書いている途中のもの。
カテゴリ名: 女子校ライフ