WILLナビ(ウィルナビ)─首都圏中学受験・塾・入試・学習情報サイト

WILLナビTOPへ

 

こす子さんの日記

2010年05月03日13:36

ゴールデンウィークにブンガクする

昨日の上野公園
大勢の人で賑わっていました。
ちょっとでも油断すると誰かとぶつかってしまいそうな程。
私達が目指したのはとある講演会でした。
「カラ兄」こと「カラマーゾフの兄弟」ブームを惹き起こした
翻訳者の亀山郁夫さんの講演会です。

自慢ではないけれど未だ読破できていない私は
「カラ兄」ファンの夫を誘って行ってきました。
ゴールデンウィークなか日にも拘わらず会場は満席。
驚いた事に中学生、高校生らしき姿もチラホラ見かけました。
お一人での参加の方も多かった。

高校生の時に既にドストエフスキーに魅せられ
ロシア文学を志した亀山先生の
ドストエフスキーに対する特別な思い。
村上春樹をはじめとするドストエフスキーに影響を受けたと思われる
日本の多くの作家達。
あっという間の2時間でした。
開始直後に居眠りを始めた夫も途中で目をさまし
徐々に話に引き込まれ、最後には大声で笑っていました。

ドストエフスキーに影響を受た小説。
川上未映子さんの「ヘヴン」をはじめとして
たくさんの作品を紹介してくださいました。
亀山先生が「カラ兄」の心情に近い
と最後に一押しなさっていたのが夏目漱石の「こころ」です。
この連休中に再読してみようと思います。
ビアマグさんが今日の日記で紹介なさっていたので
とても嬉しくなりました。「What a coincidence!」

カテゴリ名: 卒母のつぶやき

 

コメント

2010年05月05日 09:43 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

おお~。素敵なGWをお過ごし中ですね~。
 すみません。ロシア文学は未知の世界です。(これではブンガク少女とは言えない!)

 ロシアって私たちが子どもの頃(当時はソ連)は正直言って悪者扱いされてましたよね。
 ロシア大使館に野球のボールが入って取りに行くと帰ってこれないとかいう根も葉も無い噂があったり、街宣車のイメージもあってなんとなく「コワイ国」という感じでした。
 よく考えたらあれって占領下時代からのアメリカのプロパガンダだったのかも、と思います。
 だって、今旅行番組などで見るロシアの市井の人々はとても優しくて親切。
 寒い気候の中で生まれた文學や哲学や思想、きっと知らないだけで独特の世界観があるのだろうと思います。
 カラマーゾフの兄弟、読みたくなりました。ありがとう!

 
コメント本文
写真1
写真2
写真3