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ビアマグさんの日記

2010年04月30日09:34

歌舞伎座の閉場

 本日をもって東銀座の現在の歌舞伎座は閉場し、新しく建て直されるそうである。

 銀座四丁目の交差点から近くにありながら、独特の雰囲気を持つこの建物が私は結構好きだった。
 歌舞伎はチケットが高いのでなかなか行く機会が持てなかったがもっと行っておけばよかった。


 小屋は器でしかないので、次に新しく建つまでの間は新橋演舞場などで上演されるようだが、やっぱり歌舞伎は歌舞伎座なんだろうと思うので新しい小屋が建つのが楽しみである。


 今、小屋と同様、役者さん達の世代交代がそろそろかな、という感じがしてならない。円熟味が増したベテランと、その下の世代の若手が育ってきていて、その両方が楽しめるのはこれからあと10年~15年位だと思う。もっとも面白い時期なのではないかな、と思う。

 例えば市川團十郎さん(62歳)。今白血病と闘いながらの舞台で、今日の閉場式にも歌舞伎十八番の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の主役、花川戸の助六を務める。

 この團十郎さんの息子さんが今話題の市川海老蔵さん。あちこち浮名を流したりもしていたが、結婚して年貢も納めたことだし、これからは芸一筋になるのではないだろうか。

 松本幸四郎さん(松たか子さんのお父さん,67歳)の息子さんが市川染五郎さん、中村勘三郎さん(54歳)の息子さんが中村勘太郎さん、中村芝翫(しかん)さん(82歳)の息子さんが中村福助さんと中村橋之助さん(三田寛子さんの旦那さん)、このあたりも楽しみ。
 二世代一気見が出来るいい時期なんだろうなあ、と思う。



 余談だが、今龍馬伝で話題の岩崎弥太郎役の香川照之さんは、実は中村猿之助さんの息子さん。浜木綿子さんとの間のお子さんだが離婚で歌舞伎から離れてしまった。演技力はさすが歌舞伎の第一人者と宝塚のトップスターとの間のお子さんという感じ。


 さて、閉場したあと、5月の歌舞伎は新橋演舞場でなんとまた「助六由縁江戸桜」をやる。

 そして助六をやるのは今度は團十郎さんの息子の市川海老蔵さんだ。(この話は、花川戸の助六が友切丸という源氏の宝刀を探す話なのだが、刀を探すためにかたっぱしから喧嘩を仕掛ける鉄火な部分と、吉原仲ノ町=吉原の真ん中の道=に華やかな花魁=三浦屋という置屋の揚巻という遊女=も登場してものすごく綺麗な部分の両方=荒事と和事=が楽しめる「江戸を見る」お芝居である。そして5月歌舞伎では普通はなかなかやらない、最後の「水入り」と呼ばれる部分=水桶に隠れる=まで上演されるそうである。)


 どうです?見たくなったでしょ?

カテゴリ名: 趣味

 

コメント

2010年05月01日 22:26 【先輩ママ・パパ】 ぼの

ビアマグさん こんばんは

さすが!歌舞伎お詳しいですね♪
何度もニュースで流れていましたね。

若い頃(どんだけ歳とってるんだか?)大阪の新歌舞伎座(こちらも昨年閉まりました)に結構行きました。
バブリーな時代だったので会社で買い上げてた年間シートがいつも歌やお芝居の時は出払うのに歌舞伎はなぜか人気なくて・・・
いつもあまったチケットをもらって行ってました。
でも、予習復習をしなかったのでほとんど記憶にとどめていません。今から思うともったいないなぁと。

今ならじっくり味わって観れるかも!?
(と思ったときにチケットはなし・・・)
いえいえ、やっぱり自分で買って行くからいいのかもしれませんねぇ。

 
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