一昨日、高校生の娘が駅までの道で中学生の定期券を拾って、
駅に届けたのだが、持ち主は息子の同級生の男の子の妹さんのだった。
朝のことで時間もなく、弟の友達の妹さんの名前は知っていたものの連絡先がわからず、とりあえず駅に届けたとのこと。
後からその方に「駅に届けたそうなので取りに行ってくださいね。」とメールしたら、すでに朝のうちに駅から電話があって無事に登校できたのだそう。よかった。
駅までの道は短く、3~4分というところだが、私は結構この道が好き。
途中のサンダルやさんとおせんべいやさんのおじさんとは通る度に声を掛け合う仲である。
サンダルやさんは正直言って儲かっているうようには見えないのだが、とても親切で子どもたちが小さかった頃は夏に遊びの途中に麦茶を頂いたりしていた。
靴や草履の修理をして下さるので大変ありがたい存在である。靴の剥がれた裏底をにかわで貼りつけてくれて代金は100円!もっととって下さいよ、と毎回言っている。
おせんべいやさんは「16の時からせんべいを焼いてるんだ。」という手焼きの店で、夏は窯の前で汗をかきながらねじり鉢巻の粋でいなせなおじさんである。このおじさんの嫌いなものは雨。(笑)湿気は敵だもんね。
羊羹みたいなマンションに暮らしていると人と人とが疎遠になりがちではあるが、こんなふうにお商店の人と話が出来るのは幸せ。
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