義母の猫が逝って2週間ほどが経ちました。
こちらでは、皆様からもご心配を頂きありがとうございました。
2月に誤診による開腹手術を勧められてから、セカンドオピニオンを求め転院。
新たな診断はリンパ腫、余命は1〜2ヶ月。もしも抗がん剤を使えば半年から1年との事でした。
完治しないと分かっているのに、抗がん剤まで使って延命治療するかどうか…?
抗がん剤で毛が抜けるといっても、猫の場合は髭は抜けるけれど全身が禿になる程ではないそうでした。
でも、様々な副作用や負担を考えて義母は投薬だけの治療を決めました。
そして最期まで入院させずに猫と一緒に過ごし、宣告通りの1ヶ月半後に10歳で最期を迎えたんです。
投薬だけとはいっても自分から食べなくなってしまっていたので、
流動食を1日4回、その間にはお湯に溶かした薬を投薬しないとなりません。
70代の義母にとっては1日何回もの食事の世話は大変な介護だったと思います。
診察以外に薬や流動食を取りに病院に通ったのですが、そのたびに私は車で付き合っていました。
まるで乳幼児がいるみたいに食事の時間を心配し、家を長時間空ける事もない様子に義母の疲れを感じとることが頻繁にありました。でも何とか義母は頑張りました。
そして、そろそろかもと…猫の体調が悪くなっていたある晩、リビングで義母がテレビを観ている傍らで亡くなったそうです。
翌朝病院に連絡し、猫を連れて行きました。
必死の思いで転院した病院、いつも笑顔で対応して下さった先生が迎えて下さいまいした。
「ラムちゃん、よく頑張りましたね。ご家族と一緒で幸せでしたね。」
義母に優しく話してくれました。
暫く猫を預けて迎えに行くと、綺麗にシャンプーして白い箱に入っていました。
病院から綺麗な花束まで頂戴し、そこから動物霊園へ向かいました。
霊園でお坊さんに手続きを済ませ、お線香をあげて最後のお別れです。
義母は涙を溜めながら、大好きだった猫のお八つやキャットフードやおもちゃ、摘んできたお庭の椿を飾って閉じました。
義父が健在の頃から飼っていたアメリカンショート。
美しい毛並みで、未亡人になって以来ずっと話相手になってくれていたんですが、残念です…(涙)。
「シナモンも大きくなって寄りつかなくなっちゃったし、寂しくなっちゃったわ。」
前夜に泣きはらした義母の言葉に私もしんみり……
そういえば以前は保護者会の度にシュガーやシナモンは義母のところで留守番をしていました。
お八つを一緒に食べたりテレビを観て、のんきに過ごす時間は子供達にとっても楽しい時間だったはず。
高学年になった頃からは自分で留守番する様になったし、塾生活でめっきり行かなくなりました。
猫が亡くなった後の週末、そんな義母を食事に誘って5人で近所の中華料理店に行きました。
久しぶりに息子と紹興酒を飲み、孫と食事を楽しんだ義母。ペットロスの喪失感、これから大丈夫かな?
あれから心配しながら見守ってきた2週間。
どうやら義母はスポーツジムに復帰したそうです。猫の介護でずっとお休みしていたから。
「ちょうど4月から新しいヨガが始まったのよ。ラムが行かせてくれたのかしらね。」
義母が活動開始したと知り、ちょっと安心したところです。
そういえば、シナモンの受験終了後に通院が始まりました。
それまで私はシナモンの塾送迎をしていたのですが、交代した様に猫と義母の病院送迎ドライバーになっていました。
まるで受験終了を待っていたみたい…更に私の仕事が暇な3〜4月に合わせてくれたみたいです。
そして新学期。またバタバタと学校生活が始まり、私も間もなく始動。その前に合わせた様に逝きました。
ありがとう、ラム♪ 君はホントに良い子だったね!
天国では義父に可愛がって貰っているだろうなぁ〜
さて、今度、動物霊園にお参りに行ってこようかなと思っています。 合掌。
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