プロ野球パ・リーグが開幕する。
今朝お風呂の中で聞いていたラジオで、スポーツジャーナリストの生島淳氏(フリーアナの生島ヒロシ氏の弟)が興味深いことを言っていた。
今、アメリカではUZRという数値が評価されているのだそう。
UZRというのはアルティメット・ゾーン・レイティングの略。
野球は攻撃と守備で成り立っているものだが、これは守備の数値を示すもの。
ライトの横に打球が飛んだとする。これを横っ飛びに飛んでとると、いわゆる「ファインプレー」となる。観客は湧き、大画面で何度もリプレイが流れたりする。
しかし、もし、この選手があと一歩速くスタートしていたら、あるいはもっと足が速かったら、平凡なヒットの捕球となるのではないか、というのがUZRの考え方だそうである。なるほど。
その選手の守備範囲はどこからどこまでなのか、高い球の捕球が得意なのか低いのなのか、あるいは前に来た球は取れるが後ろに走ってとるのはだめなのか。これを数値化したものがUZR。
もはや守備は丸裸ということだそうである。
阪神に平野という選手がいるが、この人はパフォーマーで、わざとゆっくりスタートしてファインプレーに見せているようなところがあるのでは、と以前から思っていた。疑惑・・・。
今度阪神の試合があったらちょっと気をつけて平野を見ていて欲しい。お馬鹿さんならまたやると思う。
そんなことにはなんの意味もない。それをしていいのは長嶋茂雄だけである。(のろのろとってぱっと投げるスローイングの美しさ!)
平野は打者の時にも1塁に滑り込んだりして意味のないことをやっている。それをしていいのは春の高校野球の最終打者の代打の3年生だけだ。死ぬ気で走るときだけだ。
1塁は普通に立って走り抜けた方が速いに決まっているのだ。(あちち。語りすぎ。)
真逆を行くのがイチローだ。余裕で捕っている球が実はものすごく難しかったりするのではないか。
近年UZRを利用して飛躍的に成績を伸ばしたのがまさにシアトルマリナーズだったのだそうで。
フロントの就職も、野球経験者ではなく、数学者を採用するようにまでなっているとか。へ~。
もちろん野球は数値だけではない。
だがしかし、自分の守備範囲をちゃんと守るということをやってのファインプレーである。
飲む・打つ・買う、じゃなかった、打つ・捕る・投げる、全部揃って完璧。
しかし、実は書いていて非常に居心地が悪い。
テニスも予測してあと一歩速くスタートしろ、ってことだ。
一歩先へ。そして速く!
祝!開幕!
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