うちの息子は中学2年の2学期に、突然学校に遅刻するようになった。
時間を守るというのは、簡単なようでいて、実は「時間を守る」とか「遅れないようにする」という「意識」が結構必要だと思う。
受験勉強して私立学校に入り、1年半。
「学校に行く意味が分からない」とか「何のために学校にいくのか」みたいな事を言い出したのがこの頃。
担任の先生は若かったが、人生を一緒に考えてくれるような真面目で熱い先生だったので、私の知らないところでずいぶん相談にのってくださっていたようだ。
遅刻するという表面的なことを叱るだけではなく、話を聞いて本人が納得するようにしてくださったのは本当にありがたかった。
遅刻なんて最悪で、「なんで早く行かないのっ!甘えるんじゃない!」と思って怒るだけだった私は根本のところがわかっていなかったのかもしれない。(でも甘いな、とは思うが。)
通知表に残る2学期の遅刻回数22回。
3学期以降は0になった。
そんな息子も4月からは高2。あの時の担任の先生は中3でも担任だった上、今は英語担当でまだ息子を見守っていて下さる。
「あの先生のためなら頑張りたい。」と息子が言っていたことがある。
言っているわりには勉強は全然だし態度も悪いが、こういう先生との「出会い」があったことだけで、もういいか、と私は思う。
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