昨晩は、怪我後初めてのスクール復帰だった。
当然顔のばんそうこうに質問が集中したわけだが、意外だったのは、「ビアマグさん、スキーもやるんですか?」という反応が多かったことだ。特に若い人に。
私の感覚では、テニスをやる人は大概スキーもやるし、スキーをする人はテニスもするのだけれど、そんなに珍しい?(ただし自分がテニスをまじめにやりだしたのは36歳からだけど。)
よく聞いたら、今の大学生って、スキーではなく当然スノーボードなのだが、それすらもやらない人が多いのだとか。
自分が学生だった時、バイト代は大学の部活と映画とスキーの費用に消えた気がするのだけれど、今の子は何に使っているかといえば、やはり携帯電話代が大きいそう。それから音楽配信。
上野駅から特急ではない普通の電車を乗りついで石打丸山に向かったり、新宿駅から深夜バスに乗って徹夜同然でスキーに行った、あのような青春時代は今の学生にはないんだ~。へ~。
私は女子短大だったので、一緒にスキーに行くのは全部女子ばかり。リフトの上から、スキーのうまい男子を目で追いかけたりしていた。太賀誠のようなのは・・・現れなかった。*
夜は今みたいに飲んだりしないで普通にお茶で盛り上がり、修学旅行のような騒ぎだったなあ。
テニスが終わってクラスの人とスキーの話になった。前にちょっと日記に書いた鈴木さん(仮名)。「人とぶつかったことはないんだけど、崖から落ちたことがある」そうで、救助が大変だったとか。うひゃ、みんなやってるね・・・。
コース外を滑るからそういうことになるんだろうけど、そんな話もおじさんとおばさんだけのものになっていくのかもしれない。
このクラスのメンバーとは一度も宴会をしたことはないのだけれど、もしやったら昔の武勇伝がたくさん聞けるかもしれない。ゲレンデの恋も。
スキーをしないという若い人たちも、聞いたらけっこうおもしろいと思うんだけどな。
*太賀 誠というのは、言わずと知れた梶原一騎原作の名作『愛と誠』の主人公である。蓼科スキー場で財閥令嬢の早乙女愛の暴走を体を張ってとめ、スキー板で額に大けがをしてしまう。
スキーはお金持ちのスポーツで、加山雄三とか石原裕次郎みたいなのしかやっていなかった時代の話。
このあと漫画は超がつく不良や番長が登場し、清純な早乙女愛とクールな太賀誠をめぐってさまざまな人間模様を描き出す。
梶原一騎って、やっぱり天才なんじゃないかな~。
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