3月が始まった。1月と2月の売上高は見るまでもなく惨敗であった。
3月は3の倍数月なので、忙しいということになっている。今3日目だがちっとも忙しくないのは、「まだ3日目だから!」
さて、坂本龍馬のブームにのって受け売りを披露させていただく。
龍馬の「潮の変わり目を読め」という言葉はリーダーの「危機突破の鉄則」らしい。
ちょうどこれから「龍馬伝」でやるあたりがまさにそれだと思う。
攘夷なのか開国なのか、さらには尊皇だの公武合体だのという複雑な様相をみせる幕末にあって、「潮の変わり目」をどう読むか。
元治元年(1864年)に長州藩の存亡の危機が訪れる。「蛤御門の変(禁門の変)」*の責任追及で幕府が長州征伐に動く。
全国36藩から15万人の大軍を連れて徳川慶勝(尾張徳川家前当主)参謀・西郷隆盛で長州征伐開始予定は11月18日。
これはまずいと思った長州藩穏健派は蛤御門のリーダー家老3名の首を差し出して幕府軍に降伏。
このあと様々な条件で和解し、長州藩は存続することになる。
長州藩とは犬猿の中だった西郷がむしろ存続に動いたことは不思議。(このあたり条件を巡って出来事満載。めちゃくちゃ複雑なので省略。)
この長州藩穏健派を高杉晋作だの桂小五郎だのが幕府にこびる「俗論党」と呼んで批判し、クーデターで実権を奪って「薩長同盟」へと大転換する。
幕府15万の大群によって存亡の危機だったはずの長州藩がつぶれるどころか首脳部と政策を大変換することによって日本の実権を握っていくことになるというわけ。
(ごめんなさい。幕末苦手なので書きながらいっぱいいっぱいです。)
さて、今龍馬伝で主役級に出演中の武市半平太。
この人は、正直言って「潮の変わり目」が読めなかった人物の右代表です。
あまりいうと龍馬伝がつまらなくなるので控えますが、テレビで見ての通りの真っすぐで真面目な人物。
手段と目的がわからなくなってしまった感じです。
うちの仕事もこれまでのやり方では浮上は難しいと思われます。潮の変わり目が読めるでしょうか。
存亡の危機はすぐそこだという気がしますが、アンテナを立てて感性を磨いてこの危機を乗り越えられるでしょうか。
こんな不景気の中で生き残れるか、じっとしている時なのか、あるいはいろいろやってみるべきなのか。
いやいや、まだまだやることはあるはず!出陣だ~!
*「禁門の変」をなぜ「蛤御門の変」というか。
「禁門」というのは「禁裏の御門」の略。天皇の平常時
の住まい「禁裏御所」を囲む門。
ずっと閉じられたままだったが、天明の大火の時に
初めて開けられたので、「焼けて口をあける」蛤にた
とえられた、ということらしい。
参考文献 「幕末維新」「知っているようで知らない図解坂本龍馬」
カテゴリ名: ひとりごと