実は今日も当然塾があると思っていたのだ。
母はそのつもりで前から段取りしていたのだが、なんと
今日だけ突然お休みになったと言う・・・
(先生がたもクリスマスなのかな?)
「だから、夜はうちでクリスマス会しよなっ!プレゼント交換したいし~♪」と宣言され、ドキッ!
今日は会社の同期会がある日。
不景気だし、パアッと明るく楽しく寄ろうよ!って誰かが提案して丸一日USJで過ごすことになった。
でも、子どもたちを差し置いて行くなんて…とためらってしまって…さすがに行き先は伝えきれなかった母。
なので、こっそり出かけるつもりだったが、急に塾がないという。
そうかぁ~でもドタキャンなんて、せっかく段取りしてくれてる幹事に悪いし、
何より私自身も楽しみにしてたしなぁ!と。
で、夕方早めに帰ることにしたわけ。
支店の同期入社が35人。
思えば超バブリーな時代だった。
新人は会社の宝とばかりの扱いを受けていた記憶がある。
入社式前の春休みに召集され、バイトをしながら同期の結束が固まった。
テニス同好会を作って休みごとに合宿に出かけた。
冬になるとメンバーは変わらず、名前がスキー部に変わった。
そして忘年会前になると軽音楽部として活動。
支店全体のパーティが毎年大々的にホテルで開かれたのだが、
同じメンバーでコミックバンドを組んで宴会場で演奏した。
配属された部署がそれぞれ違っていたのもかえって良かったのだろう。
同期の仲間で励まし励まされてお互いが社会人として成長していった。
実は仕事はそんな甘いものではないと思うのだけど…
学生の延長、部活のノリみたいな仲間たちだ。
会社に入ってもう一つの家族が出来たような・・・
ビジネスライクではない日本独特の感覚。
時には先輩も交え、様々な夢を大いに語り合ったものだ。
中には早々とあっちへ逝った者もいる。
彼は最難関国立大を出た秀才だったが、結婚して子どもが出来て
仕事も充実していた時に病に倒れ、余命いくばくもないと知った時
「仕事を辞めて夢だった玉突き屋のおやじをすることにしました。」というメールを送った。
似使わないと思ったが夢だったという言葉が胸にしみた。
結局、お店をのぞく間もなく訃報が飛び込んできた。
幼馴染でもなく、学生時代の友人でもない。
でも一緒に居ると不思議に落ち着けて、そこには必ず自分の居場所がある。
この歳になると一生のうちであと何回逢えるかなとふと思ったりする。
いつまでも大切にしたい仲間だ。
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ