【先輩ママ・パパ】
昨日もプレテストを受けた。
今回の中学受験で最後の学校訪問、そして最後のプレテストだ。
また、実際に最後に受けることになる学校でもある。
大阪駅から歩いて10分ほどに位置する都会のど真ん中の学校。
2年ほど前に建て替えられたという校舎はとてもりっぱでとても美しい。
正門に「中学プレテスト会場」と書かれたたて看板が置かれているのみ。他の学校にあるような仰々しい迎えもない。
普通なら生徒たちはお休みのはず（長女の学校でもそうだ）
しかし、通常の授業が行われている様子。
門を入ると校長先生と教頭先生の出迎えがあった。
スリッパを渡してくださったのは愛想のいい女性用務員さん（というのも初めて！）
下足室には鏡の国に入ってしまえるような綺麗な縁取りの大きな大きな鏡。
女の子の身だしなみをここで整えるのだろうか？
待合室にと開放された食堂はおしゃれなカフェテリア。
すべてのメニューが100円均一というのは嬉しい。
色んな種類の自動販売機がずらりと並ぶ。アイスクリームやスナック菓子まである。
なぜか、説明会もなく、希望者のみに個別相談会が食堂の片隅で開かれた。
なんと校長先生自らが相談席に座られている。これも今まで訪問した学校ではなかったケース。
先生に「すみません。勉強不足なんですが、こちらの学校は一言で言うとどういう特色のある学校なんですか？」と失礼承知で率直に尋ねる。
ニコッと微笑まれて
「〇〇レディを作る学校ですよ！」と言われた。
〇〇とはずばり学校の名前。花の名前だ。
一言でいうと媚びない学校という感じ。
特に部活が盛ん。新体操は国内トップレベルだし、バレーボールは連続大阪代表。演劇部は数々の賞を取りめざましい活躍ぶり。
こちらも伝統の女子校だ。
実は母は恥ずかしながら大学受験失敗組。
当時、3月に入ってもメドがたたず焦っていた。
浪人も覚悟していたが、親からはダメと言われ、仕方なしに短大でも…
と探したところ、最後の最後に試験があったのがこの学校併設の短大だった。
何十年経った今でも律儀に同窓会報が送られてくる。
今回、たまたま、学校展で懐かしい名前を見つけ、相談ブースにひきよせられた。
本命校がもしダメだったら、うちは5日目（一斉日より）に試験があるので、そのときはご縁があったということでぜひともうちに来て下さい。と言ってくださった。
何だか、その言葉に自分の受験を重ね合わせ、ほろっときてしまった。
今日、たまたまその短大時代の友人たちとの忘年会があった。
皆、揃って、受験失敗組。
くやしい思いはこの歳になっても噴出する。
いい歳したおばさんたちがそんな話をしているのを周りの人たちはクスッと内心笑っておられることだろう。
「何かさぁ、お母さん！どこの学校出てたっけ？」って言われてもちょっと言葉に詰まるよね～いつもそういう話になる。
でもこうやって今でも付き合える友人が大勢いるということはきっと間違いなかったんやと思うよね！別の学校に行ってたら今の生活もないんやよねぇ！と結局は納得して話は終わる（笑）
何となく…この学校にもご縁がありそうな予感。。。
カテゴリ名： 中学受験は2回目ママ