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ビアマグさんの日記

2009年11月18日09:43

往来手形

 江戸文化歴史検定試験の今年の2級に次のような問題がありました。

 問、旅行者が携行した往来手形には、当人の住所・名前・宗
   旨・檀那寺・旅行目的などのほかに、ある重要な記載が
   ありました。それはどんなことでしょう。

   い)持病の有無 ろ)前科の有無 は)出生時の産婆の
     名前  に)行き倒れた際の処置方法

 さて、どれだと思いますか?

 往来手形は現代で言うところの「パスポート」なわけですが、現代だったら、この中の4つとも記載はありませんよね。

 答えは、「に)行き倒れた時の処置方法」です。

 私はビザの申請時の質問事項を思い出し、答えを「ろ)前科の有無」にして思いっきり間違えたわけですが、ふと、ここでいう「処置方法」っていったい何だろうと思いました。


 倒れたら、かくかくしかじか村のなにがしに連絡して遺体を引き取ってもらって下さい、なのか、それとも、倒れたら頭を高くして、かくかくしかじかの薬がここに入っているからそれを飲ませてください、なのか。

 それだと、「い)持病の有無」っていうのと似てないか?はて?

 
 読み取る側は試験のあの短時間の中で、一つずつの肢をいちいち細かく吟味している時間はあまりないわけですが、問題を出す側は、正答以外の肢を考えるときはもっと考えてくれなければ、とちょっと思いました。


 資料として現存している手形の中に記載があるかないか、なのでしょうが、処置方法のところに持病はこれ、って書いてあった人は本当にいないのかな。

カテゴリ名: ひとりごと

 

コメント

2009年11月18日 20:00  

こんばんは。
往来手形 面白いですね。
15日の素敵な人はホッと懐かしい想いがありました。

 
2009年11月18日 21:07 【先輩ママ・パパ】 ぼの

ビアマグさん こんばんは

私は(は)を選ぶだろうなと思いました。
なんか、あんまり関係なさそうな答えだから?って答えになってませんが…
でも、面白いなと思ったのはい・ろ・は・にっていう答えの頭のふり方。
このあたりがお江戸っぽいですね!

「行き倒れた際の処置方法」から思い浮かぶのはやっぱり行き倒れて死んでしまったときってことかな?と思うのですが答えはどうなんでしょうか?
でも手形にそんなことが書かれていたのですね。

それで思い出したのは、結婚する前だったかした後だったか
覚えていないのですが、何かの話で夫が死に方にはこだわらない。自分はいつどこで行き倒れてもいいような毎日を過ごしたい。と言ってたことがありました。
そのときはへぇ~っ(こんなこと言う人だっけ?)と少しだけ感動した記憶があります。
たぶん、言ったことすら忘れてしまってると思いますが…(笑)
私もそうありたいなと若かった私も思ったっけ。
遠い昔の話です。

 
2009年11月23日 01:01 【先輩ママ・パパ】 らでぃっしゅ

こんばんは。

ちょっと(随分かも)話がずれてしまいますが、
私の友人で、万が一「行き倒れ」て病院などに搬送された時の事を考え、
出かける時の下着はまともなものを身につけるようにしている・・
という人がいました。

そこまで気を使うか~と感心したのですが、
本人曰く当然の「身だしなみ、エチケット」だそうです。

確かに、どこでどういう災難に遭うかわからない。
江戸時代ならなおさらの事。
その時代の人は、もしかしたら・・の「心得」があったのかも。

 
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