塾のバックにいつもつけているお気に入りのマスコット。
ハリネズミのぬいぐるみを撫ぜながら、
「はりねずみって、ドイツ語でなんて言うんやったっけ??」
と帰りの電車で次女が何度も繰返す…
今日は塾を早退して、急遽、受験することになったp学院の説明会に行った。
土曜日なので、主人も一緒に行くという話しになっていたのに
「ここは私が行く学校と違うから、来なくてええよ!」と父親に
断っていた次女。
創立130年の歴史ある伝統校。
誰もが知っている女子校。
出身の友人もいるし、知り合いの子どもさんも通っている。
以前はとても人気が高かったのだが、ここ最近は他の特徴ある女子校に押され気味だった。
行ってみようと思う気になったのは学校展の個別相談でとても
丁寧に話しを聞いて下さったからだ。
併願にと先生から勧められていたもう一つの学校は、次女の
成績をみて、「頑張ってもらわないといけませんね~」とだけ言われた。
確かにそのとおりなのだが、塾の先生が大丈夫だからと勧めて
下さっていたのに…その反応は少々高飛車に感じられた。
たったそれだけのことで翻すのもどうかと思ったが、私自身、
そういう第一印象って大事かなと考えてしまう方なので…
校長先生のお話しはまず受験生である子どもたちに向けて始められた。
内容はちびまる子ちゃんのマンガを引き合いに出され、やや作られた感じはしたが、分かりやすい言葉で、優しく語られていたのがとても印象深かった。
世の中の大きな流れが一番正しいかどうかはずっと後にならないと分からない。共学が増える中、今なぜ女子校なのかと。
親の価値観以外のものと出会う、社会と触れ合い、人生の基礎となる時期をどういう学校で学んでいくかということがとても大切なことと説かれていた。
皆様方の命にも替えがたい大切なお嬢様を社会全体の宝物として
お預かりして、私どもは育てていきたい。
どこの女子校でもそう語られているのかもしれないが、私はとても感動してしまった。
(校長先生のお話のあと、拍手があった!:これも他ではあまり
なかった)
新しく建て替えられた建物は素晴らしく、ソーラー、ビオトープ、ちょっと費用はかさむが学校内で出来るだけ再資源を活用していくという姿勢。トイレットペーパーやティッシュもプリントなどの再利用だという。
見学を終えて帰りは皆ばらばらに。
校門を通るとき、なぜか私たち親子だけの瞬間があった。
顔中おひげでサンタクロースのような校長先生は次女のカバンについてあるはりねずみを見て、
「ドイツ語で〇〇〇って言うんだよ!先生も好きで家に大きなぬいぐるみがあるんだ。」と話しかけてくださった。
次女は嬉しかったのか、ニコニコ話しを聞いていた。
帰ってから、ずっと、父に
「ドイツ語ではりねずみ調べて~!」と頼んでいた。
実は私も女子校に偏見を持っていたかもしれない・・・
(皆さん、ごめんなさい!)
ここへきて、初めて女子校の意味が分かった。
次女の印象は「いい!」(語彙力がないので~)
もしかしたらご縁があるかもしれない。
カテゴリ名: 中学受験は2回目ママ