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みこさんの日記

2009年10月29日00:35

曽祖母

曽祖父の日記にコメントいただき、ありがとうございます。

曽祖母のことも皆さんと共有したくなったので、書いてみます。

これも夫方の曽祖母です。

曽祖母が逝ったのは、今から4年前のお正月でした。

1月2日。
この日は、曽祖母にすれば、孫である夫の家族=私達家族と、もう一人の孫である、夫の妹=義妹の家族が、実家に集まる日です。

その当時、曽祖母は自宅から車で10分ほどの病院に入院していました。

例年1月2日には、10時前に義妹家族が到着し、新年の挨拶を交わし、お饅頭とお茶をいただき、そのままお昼ご飯として、お重をつついたり、お寿司をつまんだりという流れになっています。

曽祖母が亡くなる年も、同じように皆が集まって、新年の挨拶の前に曽祖母の病院に行こうか、食事をしてからにしようかと話しているところへ、電話が鳴りました。

「ご家族の方、今すぐ病院に来てください」と。

そして、みんなが病院に着いてすぐ、曽祖母はみんなに囲まれて、逝ったのです。

もちろん、そこからは、いろいろな段取りで、たいへんだったのですが、一段落ついた時に誰もが思いました。

曽祖母はみんなが集まる日を選んで逝ったんだと。

しかも曽祖母は、1年でこの日が1番楽しみだと言っていたのです。
にぎやかなことが大好きな曽祖母。
曽祖母の命日は、曽祖母が1番楽しみにしている日で、しかもみんなが集まる日なのです。



私にも、そんなことができるのかなぁ・・・?
もっと、修行が必要でしょうねぇ。

昔の人は、やっぱり、りっぱだと思います。
耐えて耐えて、時代を支えてくださったように思います。

その後に生まれた私達は、明らかにその分、楽をさせていただいています。
道を創っていただいたことに、感謝します。



曽祖父と曽祖母が望むなら(笑)、また天国で出会っていますように。

カテゴリ名: わたし

 

コメント

2009年10月29日 17:00 【先輩ママ・パパ】 カプチーノ

みこさん こんにちは。

曾祖母様も曾祖父様も選んだ日だった様で、すごいですね。
ホント、修行が必要って思う程の技だと感心して読みました。
お二人とも天国で仲良くされていることでしょうね。

私の母方の祖父は長男が生まれる前に他界しております。
でも・・・長男が生まれたのが祖父の命日でした。
母が「お父さんの生まれかわりだわ、こんな日に孫が生まれるなんで!」
と感動したのを憶えています・・・やはり修行の成果でしょうか??

しみじみと2件の日記を読ませて頂きました。
曾祖父様のご冥福お祈り申し上げます。

 
2009年10月29日 22:02 【先輩ママ・パパ】 MOON

みこさん

みこさんは、ご主人さまのおじいちゃま、おばあちゃまのことも
とても大事に思っていらっしゃるんですね。

ちょっと感動。

私自身は初孫でしたから、両親のどちらの祖父母とも
関わりが強く、想い出もたくさんあります。

4人のうち3人はやはり大往生でしたので、
幸せに天国に行ったのだと信じています。

そして、思い出すとき、
顔や声ってつよく心に残っていますよね、
必ず
「お守り下さい」と念じています。

勝手な孫ですが
きっと聞いてくれているだろうと信じています。
だって、なんだか温かいものが流れていると感じることができるので。

こういう思い、大事ですよね。

 
2009年10月29日 23:45 【先輩ママ・パパ】 ぼの

みこさん こんばんは

ひいおばあちゃまのお話し、いいですね。
亡くなる時にそんな風に偶然が重なるなんて・・・
きっとおばあさまは良い人生を送ってこられたんだと
思います。
そう願ってもなかなか無理なことですもの。
本当にお幸せでしたね。

先日の部活の同窓会は実は故人(男の子二人)を偲ぶ会でもあったのですが、
(この歳にもなると、ぱらぱら皆あっちへ行ってます)
皆、結局向こうで又会えるんだから、場所がこっちから
あっちへ移動しただけと究極思えばいいんと違う?と私が言って、顧問の先生にぶっ飛びすぎや!と笑われましたが、
本当に心からそう思います。
きっとご縁があれば向こうでもまた出会えると思います。

 
2009年10月31日 00:18 【先輩ママ・パパ】 みこ

カプチーノさま

それは、もう、確実に、おじいちゃまの生まれ変わりでしょう!
私だって、そう思います。

カプチーノ家も、修行一家かもしれませんね(笑)。

 
2009年10月31日 00:27 【先輩ママ・パパ】 みこ

MOONさま

この歳になって気づいた自分の特性ですが、私はどうやら、人物に対して、あまり批判的ではなく、なんとも能天気な受け入れ型のようですし、特に気入られなくちゃと思うこともないので、曽祖父・曽祖母ともに、よく議論をしたんです。

だから、二人の死に際しても、感じるところが大いにあるのだと思います。

たとえ亡くなっても、その人の存在感というものは残ります。
その存在感って、大事だと思うのです。
それが、お顔や声の記憶、思い出した時の温かいものだったりするんでしょうね。

 
2009年10月31日 00:35 【先輩ママ・パパ】 みこ

ぼのさま

突然にやっては来るけれども、「死」って生活の延長線上に普通にあるものなんだ、もしかしたら「病」だってそうなのかもしれないと、今回の経験で思いました。

映画「おくりびと」の場面もフラッシュバックし、焼き場で「あの世への門出です」というようなセリフがあったなぁなんて、思い出してもいました。

 
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