夫方の曽祖父が亡くなりました。
1ヶ月ほど前から「お心づもりをお願いします」とお医者様からは言われていました。
そして昨日、90歳の妹と甥がお見舞いに来て、しゃべっている時に、喉に痰がからんで息苦しくなり、結局そのまま帰らぬ人となりました。
その間、わずか20分。
92歳にして、大往生だったのではないでしょうか。
その電話連絡を受けている横で、ユコが泣いています。
「ん、そんなにおじいちゃんのこと、思っていたっけ?」
ごめんなさい、おじいちゃん。
明後日が修学旅行のユコは、私がメモしている日程を見て、修学旅行に行けないと、泣いていたのでした。
ところが、今日になって、ユコの3組と隣の4組がインフルエンザによる学級閉鎖となり、結果修学旅行も1ヶ月延期になることが決定。
私、思いました。
亡くなる人って、凄いなぁって。
きっと、おじいちゃんは、2歳年下の妹と、お顔がそっくりの甥に看取られて、自分の若かりし日の懐かしい思いを抱きながら、逝ったと思うのです。
そして、ユコにはお葬式にも来てほしいし、修学旅行にも行かせてやりたい。
小学校・幼稚園の校長先生もしていた人です。
子どもの気持ちだって、わかってくれる人だったと思います。
妹と甥の顔を見て、安心して逝ったのも、修学旅行を1ヶ月先延ばしにしたのも、もしかして、おじいちゃんの意志?
おじいちゃんのしわざ?
そんなことを思いながら、お通夜やお葬式の準備の合い間の人のいない時に、そっと私は曽祖父の顔を拝むのでした。
「ふふふ。
なかなか、やるね、おじいちゃん」
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