私自身は妹たちととっても歳が離れていたので
あまりにも生活時間帯も会話も異なったため、
お互い程よく仲良く育った。
学校が同じでも一緒に通ったこともなく、
「MOONちゃんの妹ね」とか逆に「お姉ちゃんはMOONさんなのね」ということも当然なく。
まぁ、良かったこともあれば、
私立女子校だと姉妹で通学というパターンは多く、
私はかなりうらやましかった。
娘たちの場合、公園友達も、幼馴なじみも、小学校、習い事と
全部一緒。2学年違いなので。
次女の面倒は、長女の;末っ子の、一人っ子のお友達が
お世話したくてしたくて、かまってくださって、
大変私は助かった。
それは今でも続き、電車の中でも
長女のお友達は、もう中学生の「妹」の面倒を見て下さってる様子。
したがって、やっぱり次女は甘えっ子気質ではある。
ところで、私は「徐々に親離れ・子離れ計画」を実行中である。
決して突き放すとか、面倒とかいうわけではないが、
出来ることは自分たちで「考えて」解決して、いい大人になってもらいたい。
たまたま主人が海外に単身赴任中につき、どうしても
女だけの家族。いろんないい加減さ、甘えが出てしまっている。
次女が中2までは、長女も精神的に大人になりきれているわけではなかったが、このところ段々成長を感じていたので、
「ママにはママの人生」と楽しむね、いうことで、
夜遅くなるおでかけや、旅行など少しずつ決行。
もちろん、段階を経て、その準備はきちんとしておいて。
今回は1泊旅行ではあったが、次の日の帰宅も深夜。
2日分の夕食と、朝は1日、自分たちで起きて、朝食をとり、
学校へ出かけると言う課題が出来た。
冷蔵庫に食材、出来たものの冷凍、冷凍食品などを準備の上、
さらにお金も渡し、自分たちでそれぞれ考えて食事を
するように指示。
自由にしていいことにした。
熱を出さないかとか、それこそインフルエンザが学校で流行していたので、心配だったが、
長女が
「いざとなったら、(次女を)おぶって病院に連れていくから
心配しないで」と言ってくれたので、甘えることにした。
さすが運動部!!と頼もしかった~。
インフレンザでも使えるカロナールは自宅にあるので、
発熱したら、これね、と。
保険証とお金をチェストの上にトレーに入れて用意。
そして、母は、まぁぶっちゃけ、遊びに行っちゃったわけです。
ホテルに到着。
33階。ながめ最高。夜景最高。
電話をすると二人ともそれぞれ帰宅。
それぞれ夕食も済ませたというので安心して
私も室内でケーキを食べていた。
そこへ携帯へ次女から電話。
「足の親指ぶつけて血がとまらない~~TT」
はぁ!?!?!
廊下でぶつけて足をけがするような突起物は我が家にはない。
絨毯だし。
?????
べそかいて、何を言っているのかいまひとつわからない。
「(長女に)替わって!」
長女はまだ知らなかったようだった。
しばらくして長女から電話。
確かに出血していて、しばらく止血してからマキロンして
包帯を巻いておいてくれたとのこと。
次の日帰宅し、長女にお礼を言った。
「ところで、傷はどんなだった?」
例によって、長女は笑いながら首を横に。
長女は部活のシューズでしょっちゅう爪が剥がれていて
次女の傷なんて全然大したことないわけだ。
私も、いつでも私がそばにいるわけではないので、
それらの傷の手当ては見てあげたことはない。傷の手当てはお手のものだし、本当は「大騒ぎして」と思ったに違いない。
でも、黙ってやってくれた長女の成長を知った。
普段歳が近くて何かとけんかばかりのふたり、
いざとなったら、長女は頼りになるんだわ。
次女は、包帯巻きの写メを送り、とってもうれしそうだった。
おぃおぃ。なんて能天気な次女だ。
でも、お姉ちゃんが居るって幸せだな。
私は長女だから、なんかほほえましい。
なんだかんだいって、姉妹なんだな、と思った。
同じ学校を選ばないで良かったと思うくらい険悪に
ケンカしていた時期もある、
それとは別に、それぞれの学校で良かったと思うこともある、
同じ学校にしてあげたらよかったかなと思うことも。
これもいつか想い出になるかな。
さて、傷は、なぜか、ぱかっと切れてしまったようですが、
たいしたことはありませんでした。
カテゴリ名: 女子校ライフ