そろそろ出願パターンの大枠を決めておく時期になりました。受験校決定に際し心に留めておきたい点を以下に述べました。
〈第一志望校は大切に〉
第一志望校に対する憧れや強い思いは、苦しい受験勉強の中で前に進んでゆく原動力になります。模試で厳しい判定が出たり過去問で合格ラインに達しなくてもあきらめずに目指していきたいものです。
模試の判定は絶対ではありません。模試は、すべての受験生を対象とした作りになっているため、志望校の問題傾向と合わない場合も数多くあります。過去にも判定が40%以下でも見事に合格を掴んだ例はたくさんあります。
ご父母主導で第一志望を下げたところ、本人のやる気がすっかり失われて勉強に身が入らなくなってしまった、という例もしばしば耳にします。一生に一度しかない中学受験です。第一志望校は最後まであきらめずに狙うべきだと思います。
〈早めに合格校を確保することが大事〉
とはいえ、すべての受験生が第一志望校に合格するわけではありませんから併願校選びは大切になります。中には2/4以降に初めて安全校を設定し、それ以前は第一志望校に近いレベルの学校ばかりに出願するケースもありますが、これは危険度が高くお勧めできません。2/3まで全く成果が出ていないと精神的にも追い詰められた状況になり、普段どおりの力が発揮できないこともしばしばあるからです。
やはり早い段階で合格を経験することは、平常心で第一志望校に臨む上でも大切だと考えます。
カテゴリ名: 家庭教師
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