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みこさんの日記

2009年09月15日22:26

中学受験経験のある大学生に聞きました!~その1~

私は進学塾内で、中学受験生を抱えるお母さん対象のセミナーを、月1回開催しています。

今月9月は、中学受験経験のある現役大学生を招いたパネルディスカッション形式で行いました。

質問は、事前に集めておいたお母さんのアンケートを元にしました。

ワイワイcafeの皆さまにとっても、とても興味深いものでしょうから、ご参考になればと思いご紹介いたします。

9月の夢ゼミは、中学受験を経験し、中高一貫校に通った、現役大学生を招いてのパネルディスカッションでした。

7月の夢ゼミアンケートを元にした質疑応答の内容をレポートいたします。



★塾と、小学校・習い事・遊びは、両立できましたか?

☆小学校が遊びの場という感覚だった

☆幼少時~中学年までは習い事をしっかりやって、5・6年生の頃には塾が忙しくなったので、自分から習い事は止めた

☆小6になってからは、帰宅後遊ぶ時間はほとんどなかった



★小学校時代にやっておいて良かったこと

☆子どもの頃からの後片付け・整理整頓の習慣。大人になっても抜けないから

☆やらなければならないこと(塾の宿題・提出物・テスト前勉強)を期限までにやる根性も、抜けない



★小学校時代にやっておけば良かったと、後悔していること

☆私立中学に入ったら、勉強だけじゃなく、ピアノが弾けたり、英語が話せる人達が結構いて、自分の特技となることが勉強以外にもあったほうがカッコいいと思った

☆中学受験をしていなかったら自分はどうなっていたんだろう、その姿を見てみたい気がする(決して中学受験をしたことを後悔しているわけではない、むしろ感謝しているくらいだ)

☆男子校だったので、共学の雰囲気を味わいたかった



★中学受験時、勉強させられていると思ったことはあるか?

☆まったくない(女性陣)

☆少しは思った(男性陣)



★苦手教科の克服法

☆算数・・・教科の先生が好きだったので‘追っかけ’をして質問したり、こっちを見てほしいと宿題をがんばっているうちに、算数が得意教科になっていた

☆国語・・・苦手だからとより多くの時間を当てることはなく、ただひたすら、授業を集中して聞いて、その時間内で理解すること、そして宿題は絶対やっていくこと、この2点を守った

☆算数・・・教師である父親に教えてほしくて相談したら、「塾の先生に聞きなさい」と言われたので、そうした



★スランプの脱し方

☆あまり「スランプだ」などと感じたことはない



★やる気のスイッチが入った時期・きっかけ

☆算数で23点を採って「ヤバい!」と思った時

☆6年生の初め、塾のクラスが1つ落ちた時

☆志望校の赤本を初めてやった時

☆6年生のお正月特訓で、ハチマキをもらった時



★小学校時代、なにがしかを我慢し犠牲にして、それでも中高一貫校に行く価値はあるか?

☆ある(全員)



★志望校決定の要因

☆塾のクラスの友達が行くから

☆塾のクラスや先生の雰囲気が、その辺りの偏差値の学校に行くのが当たり前という感じだったので



★志望校は誰が決めた?

☆自分(のべ6名全員)



★職業・大学のことまで考えて、中学校を選んだか?

☆いいえ(のべ6名全員)



つづく・・・

カテゴリ名: 中学受験

 

コメント

2009年09月16日 10:58 【先輩ママ・パパ】 こす子

みこさん、貴重なデータをどうもありがとうございました。
アンケート、好きなんです。
アンケート調査を受けようものなら、長々と答えてしまうタイプ。

なのでみこさんが実施なさったアンケートのデータは
とても興味深く見せて頂きました。

中学受験時、勉強させられていると思った事は?の質問
女性陣がまったくない、に対して
男性陣が少しはある、という回答。
思わずクスッと笑ってしまいました。
女子って小さい時から大人ですね。

何かを犠牲にしてまで行く価値は?の質問
ある、という全員の答え。気持ちいいです、嬉しいです!
大学生の皆さんの回答、このワイワイカフェを訪れている方々を
あらためて奮い立たせてくれると思います。

我が家でもみこさん考案のアンケートを実施してみようかしら。
結果が楽しみ。

 
2009年09月16日 21:00 【先輩ママ・パパ】 カプチーノ

みこさん こんばんは。

私もこす子さん同様、犠牲にしてまで行く価値あり!
この答えが嬉しいです!!
中三の我が娘も充実した学校生活を送る中で、
「あの時に我慢して良かった、中三は本当は受験生だもの」
と言っています。

ただ、気になるのは・・・
この大学生達は全員が一貫校に進学した合格組ですよね?
第一志望ではないとしても、何処かに合格した成功者達の意見ですよね。

私自身が遠い昔の中学受験で、第二志望校に進学しました。
例え第二志望だとしても、この大学生達と同様で後悔なし!です。
今でも親に感謝しており、我が子達にも同じ道を勧めているくらいですから。

でも・・・失敗して公立に進み、高校受験も経験した人達はどんな感想をお持ちなのでしょう?
中々成績が上がらず、そういう道を歩みかねない我が子を見ていて気になりました。

頑張った事は無駄にならない。
合格出来なかったけれど、やってよかった。
我慢して忍耐力がついた。
高校受験に役立った。
・・・そんな話が聞けるといいなと思いますが、辛い感想もあるはずです。
そういうマイナス面もしっかり知っておいて、そこまで考えて臨みたいものです。

 
2009年09月16日 23:43 【先輩ママ・パパ】 みこ

こす子さま

「勉強させられていると思ったことは?」の問いに関しては、こす子さんがおっしゃるように、

・女子は精神的にませていて、既に自意識に目覚めている場合が多く、受験に関しても自分で決めている子が多い
・女子の遊びは、どちらかといえば内向的で、家の中の遊びでも満足できる
・小6の頃の男子は、まだ精神的に幼く、自我意識に目覚めていないことがよく見受けられる
・男子は外で遊ぶことこそが遊びだと思う傾向があり、また、実際外遊びを好む子も多い

以上のような理由から、男女のアンケート結果に違いが出てくるんじゃないかというお話が出ました。

 
2009年09月17日 00:00 【先輩ママ・パパ】 みこ

カプチーノさま

パネラーに招いた女生徒の友人は、同じ中学を受験して長い叶わず、公立中学に進学したそうです。
その3年後、今度は同じ高等部を受験して、見事合格。その子の成績は、中学受験時とは比較にならないほど伸びていて、その成長ぶりに驚き、また自らを反省したそうです。
その女生徒曰く、
「合格したらゴールなのではない。その後もずっと続くんだ。結局同じ土俵にいるんだ」

また私の教え子で、小学校受験では抽選に外れ、その後同じ高等部に入学した子も知っています。

中学受験を虫の目で見るのではなく、鳥の目で見ることができるようになること、それが大事なのだと思います。

 
2009年09月17日 22:21 【先輩ママ・パパ】 ぼの

みこさん 

我が子に読ませたい部分、いっぱいありました!
(今、真剣に読んでくれるかどうか…は別として)
私が読んでいて反応したのは
受験しなかった自分がみてみたいというくだりです。
そういうことを思うんだ…と。
面白いですね。
私もよく思うんです。
長女を受験させなかったら、どうだったんだろうとか。
たぶん本人もそのことを強く感じていると思うんです。
感謝とまではいかないけど、今とても楽しそうだから
良かったなぁと。
でももしかしたら、地元の中学へ行くほうがすぐにもっと
楽しいと思えたのかもしれないって…
…って色々後から思うことに過ぎませんが。

 
2009年09月18日 11:40 【先輩ママ・パパ】 ビアマグ

大変興味深く拝見しました。

 学校は一つしか行けないので、こちらとこちら、どっちの道が良かったか、というのは実は本当のところはわかりません。

 人に聞かれたら、いいこともあるけど、大変は大変だからやるなら覚悟がいるよ、と言うと思います。

 楽しく学校に行くためには、学校のカラーと本人のカラーが合っていないとだめだと思います。
 元気で楽しく通えるのが一番かな、と思います。

 普通に高校受験したお友達たちもみんな自分の道を見つけて楽しくやっていますので、視野を広くもって、信念をもって道を決めれば中学受験でも高校受験でもどっちでもいいんじゃないかな、と思います。

 
2009年09月18日 20:33 【先輩ママ・パパ】 カプチーノ

そうですね〜 
ビアマグさんのおっしゃる様に、カラーが合ってないと合格しても上手く行きません。
我が子の学校で、入学後間もないうちに止めた方がいました。
第一志望に御縁がなく、気が進まないまま入学され去ったとの事、残念です。

中学受験に失敗し、辛い思いを引きずっている人もいると思います。
その後、別の道で頑張った人、逆に頑張れなかった人、これも色々でしょう。
中学受験に悪い印象を持ってしまった人の話は、なかなか聞こえて来ないものです。

どの道を選んでも上手くいったり、いかなかったり・・・
つまり、どちらでも良いのでしょう。
ただ、とんな道を通っても意欲的に生きる力を持ち続けられる人で居てほしい。

親として、ここを強く支援していきたいです。
不合格、それをどう支えていくか・・・考える事があります。

 
2009年09月20日 23:44 【先輩ママ・パパ】 みこ

ぼのさま

人はつい“もう1つの人生”“もう1人の自分”を妄想(笑)しますが、どんな凄い人であっても、その2つをやってみることは不可能ですよね。

でも、やっぱり、つい考えてしまいますよね(笑)。

 
2009年09月21日 00:22 【先輩ママ・パパ】 みこ

ビアマグさま

はい、私も同感です。

私がこのような会を続けてきて思うのは、自己肯定することの大切さです。

お母さん自身が、ご自分を肯定することの大切さ・お母さんが子どものそのままの姿を受け入れ肯定することの大切さ・そして今の現状を肯定することの大切さ、この3点を含んでいます。

まずは受け入れ肯定した上で、次があると私は思うのです。

「私(お母さん)が子どもに中学受験を強いている」「私が子どもに勉強をさせている」「私は中学受験のためと言って子どもに何かを我慢させている」と思っている人が多いように感じます。

それが本当にそうなのか、そこを、いろんな人に聞きたいのです。

確かにそんなこともあるでしょうが、子どもはもっと自主的・主体的なのじゃないかと、私は感じているのです。

 
2009年09月21日 00:35 【先輩ママ・パパ】 みこ

カプチーノさま

『どんな道を通っても意欲的に生きる力を持ち続けられる人で居てほしい』

これ、本当にそうですね!
私もこう望んでいます。
こんなふうにスッキリと言語化していただいたので、明確になりました。
ありがとうございます。

カプチーノさんがおっしゃってる『どんな道を通っても意欲的に生きる』と、私がビアマグさんに答えた『自己肯定』は、私の中では同義です。

 
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