これからの教育に望むこととして書かれていた中から、私の琴線に触れたものを抜粋いたします。
まずは、こんなことが書かれていました。
・子ども達の代わりに自分で何でも決めてしまい、子ども達から選択の自由や、間違いから学ぶチャンスを奪ってしまう、現代の親のやり方
本当に、その通りだと思いました。
私も過去において、そうでした。
では、今後教育においては何が求められているのかと言うと、
・子ども達が自分の頭を使って考えること
・子ども達が工夫に富んだ思考力を持つこと
・他者を愛すること
・子ども達の天賦の好奇心・天与の鋭い感性・天才的才能に尊敬の念を抱くこと
・素晴らしい教育は、子ども達に自己実現・幸せ・生産性をもたらす
・思想の自由・個人の希望や夢、感覚、直感、衝動にしたがって選択し、行動する自由を提供する
・教育者は、子ども達に自分の個性である、自分の望むものが何かに目覚めさせ、その望みを追求させ、そしてその結果生じたすべての事柄に対する自己責任の感覚を養わせる
と書かれています。
3人のわが子達の子育てを通じて、私も同じようなことを求めるようになったのです。
期せずして、上司も福沢諭吉さんの言葉を引用して、自立について書いています。
「日々のをしへ」と題して
『子供とて、いつまでも子どもたるべきにあらず。
おひおひは せいちやうして 一人前の男と なるものなれば、
稚(おさな)きときより、なるたけ人のせわにならぬよふ、
自分にてうがいをし、かほをあらい、
きものもひとりにてき、たびも ひとりにてはくよふ、
そのほかすべて、じぶんにて できることは、じぶんにてするがよし。
これを西洋のことばにて、インヂペンデントといふ。
インヂペンデントとは、独立ともうすことなり。
どくりつとは、ひとりだちして、他人の世話にならぬことなり』
当時は斬新な発言だったことでしょう。
どの時代にも、どの分野にも、先駆者として矢面に立ってくださる方がいらっしゃったからこそ、世界は変化進歩してきたのだなぁと思いました。
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