この夏休み、子どもさんの成長を発見できた方が多かったのか、少なかったのか(笑)、昨日のブログ記事について、コメントを頂いたり、メールを頂いたり、会話に出てきたりしたので、ちょっと追記したいのです。
子どもが「自分で決めて行動」し始めたり、「自立」して親から離れていこうとすることは、たぶん、どこのご家庭でも、遅かれ早かれ、起こってるんだと思うんです。
ただ、子どもが目に見える形でハッキリ表現するか、しないか、また親や大人が敏感に感じ取れるかどうか、ここだけの違いのように思います。
キャッチできたら親は嬉しいはずなんだけど、私のように思いがけず見せられると面食らってしまったり、また見過ごしたりもしてしまうのでしょう。
成長したことを認めてもらえたら、子どもは満足ですよね。
でも、これを親や大人が受け入れられるかどうか、子どもから、その自立のチャンスを奪ってしまわないかどうか、ここが大事なんだと感じました。
ここで悪循環に陥るか、良い関係に成れるかという差をも生み出していくからです。
親や大人が、つい口や手を出してしまいがちじゃないですか?
せっかく子どもが自分で決めて、自分でやってみる気になっているのに、大人や親はつい待てずに、構い過ぎてしまうんです(笑)。
「こうしといたら?」
「この方が、いいと思うよ」
なんて言って。
ちょっとくらい遠回りしたって、いいじゃないですか?
何回か失敗してからでも、いいんじゃないですか?
親や大人が、効率を考えて口を挟んだり、過去の子どもの像に捕らわれた先入観や色眼鏡で見るのではなく、今、目の前の子どもの姿を、素直に見ることが大事なんだと思います。
本当は、子どもは常に変化しているものなのかもしれません。
特にこんな夏の30日間、もし大人や親が、子どもの夏期特訓のように、みっちりセミナーを受講して、帰宅後は宿題をこなして、また翌日セミナーに行く生活を送ったと想像してみて下さい。
成長しないはずがないと思いませんか?
もし成長が感じられないとしたら、そこに気持ち、心が入ってなかったから、それしか考えられません、私には。
それなら、勉強について、受験について、ディスカッションする必要があるでしょうね。
大人や親が、必要とも思っていないセミナーを無理やり会社から行かされたようなもんです(笑)。
そう思いませんか?
人は、行きたいところへ行けるのなら、どんなことも苦労なんて思わず、自分で工夫して、自分で乗り越えていくように思うのです。
この夏の成長を、夏休みのあと残り10日間のうちに、じっくり観察して、会話して、味わいたいです。
カテゴリ名: 子ども