理科の学習について、
6年生のお母さんによく言うことがあります。
「やってもやっても理解できない部分はとばしてください。
チェックだけしておいて後回しにしてください。」
なぜなら、
理解ができない抽象的概念を含んでいる場合は、何をどうしても理解できないからです。
“いないいないバア”が通用する発達段階にある子どもに、
「手の向こうに存在していますよ」
という説明は通用しません。
これは極端な例ですが、
理科の学習ではこういうことがよくあります。
今理解できなくても3ヶ月後には理解できることもあります。
これが後回しにした方が良い一つの理由です。
チェックしておいたものを冬休み前後に一気にやってしまいます。
同じく理解できないものもありますが、
簡単に理解できるようになっているものもあります。
教育学や発達心理学ではこれを“レディネス”といいます。
学習が成立するための下地を意味します。
受験はこういう“技術的な部分”と“根本的にどうやって伸ばしていくかという部分”の両輪です。
どちらが欠けてもうまく行きません。
告知です。
7/17にお母さん向けに理科のセミナーをします。
詳細やお申込みにつきましては学習会ホームページでご確認ください。
こちらは、
技術的なことも含みますが、
根本的なところがメインとなります。
テーマは、
「中学受験で求められる理科力」
カテゴリ名: 理科