こす子が受験国語出会った本、
椰月美智子(やづきみちこ)さんの
「しずかな日々」(講談社)についてです。
小学校5年生の「ぼく」の目を通して
劇的な事が何も起きないけれど
静かに暮らす日々の一年間をえがいています。
劇的な事は何も起きないのですが
「ぼく」の母は家を出ます。
「ぼく」はおじいちゃんと二人で暮らす事を選択します。
不器用ながら寄り添っていくおじいちゃんと「ぼく」。
こす子にとっては
母が家を出るという事はかなりの一大事
晴天のへきれき!ですが
「ぼく」は淡々とそれを受け入ます。
母を責めるでもなく、自分を責めるでもなく
ただただ受け入れます。
「人生は劇的ではない。ぼくはこれからもいきていく」
とむすばれた最後の一行は切なくて泣きました。
今年の入試では4校で出題されたそうです。
こす子さんの日記
2009年04月10日00:16
受験国語で出会った本「しずかな日々」