9月8日(土)に開催された東京電機大学中学校高等学校の第一回学校説明会に参加してきました。
JR中央線「東小金井駅」から学校にまっすぐに続く道沿いには、説明会へ向かうたくさんの保護者・小学生の親子連れが見えました。説明会会場となった小ホールにある264席は満杯となり、立見が出るほど多くの方で埋めつくされていました。
14時から始まった説明会、まず向芝京太校長から他校にはない東京電機大中高独自の教育理念についてお話がありました。
■■■“人間らしく生きる”■■■
向芝校長はまず校訓の「人間らしく生きる」についてお話されました。この校則は70年の歴史をへて生み出されてきたものであり、学習・生活・進路など、同校におけるすべての指導はこの理念に基づいています。
「人間らしく生きる」ためには何が必要となるのでしょうか。
向芝校長は「自立」と「個性」という言葉をキーワードにあげます。
■■■日々の生活が「自立」への道■■■
同校では、自立し主体的に社会に関わっていく生き方が「人間らしく生きる」ことにつながると考え、生徒たちが段階的に「自立」へと向かえるよう、中学と高校でそれぞれ違った生活指導が行われています。
まず中学生には、挨拶をしっかりとする、マナーを守る、常に周囲への思いやりを持つ等、具体的な行動指針を与え、社会の中で生きていくのに必要とされる態度を身につけさせていきます。
高校に上がると、校則の意味について考えさせることで、権利と義務は表裏の関係にあることを学ばせていきます。すべての生徒には尊重され快適な学校生活を送る権利があるとともに、その快適な環境を創りだし維持していく義務がある、と自覚させます。
このように中学高校と「人間らしく生きる」ことを段階的に学び、社会に出た時に必要となる主体性やルールを遵守することの大切さを身に付けた生徒を育てていきます。
■■■自分がわかって、社会とつながる■■■
そして、自立するためには自分の「個性」を知ることが大切だと、向芝校長は語ります。
自分の「個性」を知ることで、周囲との関係性の中でどのような役割を果すことが出来るのか、どのように社会と関わることが出来るのかを自覚することで、「身勝手」とは違う本当の意味での自立が可能となるのです。
自分の個性を最大限に活かし、主体的に社会に働きかけることができる自立した人間を育てることが同校のめざす教育であり、それが「人間らしく生きる」ことにつながるのです。
⇒「人間らしく生きる」ことを学ぶ その2に続く
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取材・編集 WILLナビ編集部
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