3月17日(土)中学卒業式が挙行されました。雨が降り寒かったのですが、土曜日とあって、大勢の保護者の方がいらっしゃいました。
一人一人に証書が授与され、校長から「おめでとう」の言葉をいただきました。授与式のあと、この学年が中学1年生の時に、新校長となった吉田校長からの式辞では、3年前に話した司馬遼太郎の『二十一世紀に生きる君たちへ』の中から、「互いに支えあい、人にやさしく、自分に厳しく、強い自己をつくるように」というメッセージで始まりました。
中1の追分合宿にはどのクラスにも必ず参加される校長はその学年の様子をいつも見守ります。その時の印象、そして学校での様子から、3年間の成長を感じてこられました。
最後に、イギリスの女優のオードリー・ヘップバーンが息子に読み聞かせたという、彼女の好きだった詩を紹介しました。その詩から、自分自信を助けるための手と他者を助けるための手、この両方の手を自然に使えるようになったら、争いのない幸福な世界が実現するでしょうをいうメッセージを伝えました。そして、高校では自らの意志で、自ら学んでゆき、しっかりとした判断基準となる知識を積み上げていってほしいと結びました。
中学生徒会長からの答辞は、大変立派なものでした。そのあと、ベートーベンの交響曲第九「歓喜の歌」を合唱しました。
4月から高校生になる自覚を感じさせる、大変落ち着いたすばらしい卒業式でした。
HPの校長ブログに、オードリー・ヘップバーンが好きな詩も載っています。どうぞご覧ください。ちなみに、この日校長は紺のスーツにコサージュをつけた清楚な出で立ちでしたが、そのコサージュはなんと校長の家の庭に咲いた白いスイトピーで自分で作ったものでした。
近くで見ていた教員も校長の器用なことは知っていましたが、あらためて多忙にもかかわらずこの日のために朝早くに作ったことに驚き、歓声をあげてしまいました。
明日は、19日は高校卒業式です。三輪田学園の今年度最後の行事となります。
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