7月の大歌舞伎に母と出かけた。
関西歌舞伎を復活させようと財界が「関西歌舞伎を愛する会」
を結成して今年でちょうど30年になるそうだ。
道頓堀川での船乗り込みは天神祭りと共に大阪の夏の風物詩となった。
演目は双蝶々曲輪日記と竜馬がゆく。
双蝶々は大阪ではほとんど上演されていない演目だそうで義理と人情の傑作。
竜馬がゆくは言わずと知れた司馬遼太郎の小説を歌舞伎として舞台化したもの。颯爽すぎる?染五郎が演じる。
その間にいわゆる番宣とも言える「芝居前」と呼ばれる一幕があった。
芝居小屋は時を江戸に移しているが今回の興行が行なわれている。
出演者皆がその芝居を見物に来る人物になり、最後に口上を述べる。これがとても楽しかった。
投げられた手ぬぐいが手に触れたのに後ろの人にさらわれてしまったのは悔しくもご愛嬌。
若い頃は知ったかぶりでよく観に行った。
もう20年以上前の話だ。
でも恥ずかしながらほとんど覚えていない。
今もあんまり分からないけど、それなりに歳も重ねたので、
観る部分も変わってきたように思う。
情感なども感じ取れるようになった。
今回は説明イヤホンも借りていたので良かった。
全く関係ないんだけど、なんて素晴らしい手の動き。指先、爪の先にまで気持ちが入っていて、改めて手で表現できることって
大きいなぁと思ったり・・・
一年に一度といわず、半年に一度ぐらいは観たいな♪
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