来年度から文科省のお達しで、5、6年生に年間35時間の外国語活動が必修化されます。
外国語。つまり英語ではなくてもOKなので、ロシアに近い所はロシア語でもいいし、
韓国に近ければ韓国語だって良いわけです。
でも、誰が教えるの??・・・ってことで、ほぼ全校で英語を取り入れる事になりそうです。
皆様のお子様も小学校時代に既に開始していた学校もあることだと思います。
で、誰が教えるの~??って話ですが、英語ならば担任に出来るとは限りません。
指導要領では「コミュニケーション能力の素地を養う」ことを掲げていますが曖昧です。
指導書として作られた「英語ノート1,2」は、
昨年例の仕分けの対象となり来年度までで配布停止となります。電子配信などの案もありますが。
小学校教諭の皆様は、英語を教えるというのは想定外で職に就いていらっしゃるはず。
英語が嫌いだから小学校教諭になったという消去法?の先生もいらっしゃったりします。
ホント、お嫌いな先生にはお気の毒?な必修化。。。
では中学英語教師にお願いしたら? そうはいきません、中学で授業があるのですから。
それに小学校英語活動は文字や文法を教えないので、専門性が違うとも言えます。
だったらどうすんの〜〜〜??
我が自治体ではそんな先生をお助けする為の地域人材なる者が派遣されております。
皆様の学校では如何でしょうか?
シュガーとシナモンの卒業校では、バイリンガル日本人の先生が英語だけを使って指導されていました。
担任の先生が時々、通訳されていた様です。
ところで、担任が単独で授業されている学校ってあるのでしょうか?
それが無理だから、バイリンガル日本人、ネィティブ外国人、など色々な人材に頼っているのが実情では?
英語のお得意な担任がラッキーにもいらしたら良いですよね。でも、普通はそうはいきません。
保護者の皆様は、この文科省の決定をどう受け止めていらっしゃるのでしょう?
英語が苦手な担任から、カタカナ英語で習うってどうです?
発音も文法も怪しい授業って返ってして欲しくないような・・・帰国子女の子は呆れちゃうかも。
ではALT(ネィティブスピーカー)に英語のみの授業を習うのは如何です?
全く英語がわからず退屈する子が出ませんか?
そもそも担任は講師と英語で授業案の打ち合わせが出来るのでしょうか?
ネィティブスピーカーとはいえ英語教育の訓練を受けていれば安心ですが、
外国人というだけで採用されている講師はいないのでしょうか?ちょっと心配・・・
じゃぁ、バイリンガルの日本人に日本語の説明を交えてもらって英語を習うのは?
日本人講師なら担任と日本語での打ち合わせが可能です。
でも・・・やっぱり英語だもの、見た目が外国人の人に習いたい気分でしょうか?
来年度からの必修化を決めてしまったものの、学校によっては右往左往。
予算が少なく、講師を招く時間も限られれば担任が授業をするしかありません。
でも、正直言って、担任の先生方ってスゴクお忙しい。
そこに、英語という負担を追加して大丈夫なんでしょうか?
特にお得意でも専門でもない「英語」なんですよ、年間35時間も!?
文科省様、一体全体どうするおつもり〜〜〜?
カテゴリ名: ママの社会参加