昨日の上野公園
大勢の人で賑わっていました。
ちょっとでも油断すると誰かとぶつかってしまいそうな程。
私達が目指したのはとある講演会でした。
「カラ兄」こと「カラマーゾフの兄弟」ブームを惹き起こした
翻訳者の亀山郁夫さんの講演会です。
自慢ではないけれど未だ読破できていない私は
「カラ兄」ファンの夫を誘って行ってきました。
ゴールデンウィークなか日にも拘わらず会場は満席。
驚いた事に中学生、高校生らしき姿もチラホラ見かけました。
お一人での参加の方も多かった。
高校生の時に既にドストエフスキーに魅せられ
ロシア文学を志した亀山先生の
ドストエフスキーに対する特別な思い。
村上春樹をはじめとするドストエフスキーに影響を受けたと思われる
日本の多くの作家達。
あっという間の2時間でした。
開始直後に居眠りを始めた夫も途中で目をさまし
徐々に話に引き込まれ、最後には大声で笑っていました。
ドストエフスキーに影響を受た小説。
川上未映子さんの「ヘヴン」をはじめとして
たくさんの作品を紹介してくださいました。
亀山先生が「カラ兄」の心情に近い
と最後に一押しなさっていたのが夏目漱石の「こころ」です。
この連休中に再読してみようと思います。
ビアマグさんが今日の日記で紹介なさっていたので
とても嬉しくなりました。「What a coincidence!」
カテゴリ名: 卒母のつぶやき