昨日はテニススクールがあった。
5月に出る区民大会に向けて、試合向けのクラスに変わったので新しいコーチだった。
テニスのダブルスには、実は陣形というものがあって、この場面ではこの位置に立つ、というのが細かくセオリーとしてある。
いかにして抜かれないかという相手に対して、こちらは相手の穴を見つけてそこに打つ、という駆け引きが一球ごとに行われていると言ってもいい。
その前提として「平行陣」というのと「雁行陣」という陣形があって、前者は前衛部分にほぼ並んで立つ(実は少しずれている)もの、後者は鳥が段差をつけて飛ぶように、二人が前後して立って守る(後衛はベースラインあたりにいる)、という形になっている。現在はより攻められる平行陣が主流。
昨日は相手が平行陣の時に、二人の間、コートの真ん中を狙って速い球を打つ、それもライジング(球の落ち際ではなく上がりはなを打つ)で速攻、というのを練習した。
ライジングというのは伊達公子さんが武器としていた打ち方で、体の小さな日本人が大柄な外国人相手に戦うのにタイミングを狂わせるものとして有効な打ち方ではあるが、ふだんやっていない打ち方なのでなかなか上手く出来ない。
一、二、三で打っていたのではライジングにならない。「二」でもう打っていなくてはならない。
ボールのバウンドが頂点を迎える前に打つのがこんなにむずかしいとは・・・と思ってやっているうちに、だんだん弱気になり、攻めるというよりは「入れる」球になってしまった。
つまり、コート内に入れようとするあまり、強く打つことが出来ないのである。
コーチに、「入らなくてもいいから自信を持って!」と言われた。
初めてのコーチに「自信をもって」と言われて苦笑した。実は別のコーチにもよく言われるからである。
何をするにも自信がないというのは言えている。これって性格なんだと思うが、テニスに限らず、やたらに心配性だしネガティブになりやすい。
大丈夫、出来る、ということを暗示にかけるとか、誰かに言ってもらうとかしないとなかなか元気がでないタイプ。(だから松岡修造のHPが好きなのかもしれない。)
テニスの話ではあるが、性格改造から入らないとだめかな。
性格が悪くないとテニスは強くならない、と言われるが「悪い」という事の中には「物怖じしない」とか「強気満々」ということが入っているのだろう。
うわ~、やっぱり無理。向いていない気がしてきた。(汗)
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