フルでお仕事をお持ちのお母様などは、どのようにご自分の思いをコントロールなさっているのでしょう?
今日の私は、自分のことと、娘のサポートの狭間で、少し辛い思いでした。
昨日の夜も帰りが遅かった後ろめたさがあり、今日の心理学の勉強会は参加を断念していたのですが、復習できていない自分の状況が嫌さに、やはり参加しようと思い立ち、娘に相談すると、あっさり「いいよ」との返事。
気を良くして、テキストとノートをカバンに詰め、出かけました。
ところが、勉強会の終盤に携帯が・・・。
娘でした。
「ママ、何時頃、帰ってこれる?」
塾から先に帰ってきて、不安になったのでしょうか。
その声が、怒っている感じではなく、言いにくそうで、申し訳なさそうなので、そのことで余計に私は辛く感じたのです。
勉強仲間も、娘が受験前だということは知ってくれていて、携帯の向こうの娘に聞こえるような大き目の声で
「今日は、ここまで!」
と打ち切ってくれました。
ありがとう。
申し訳ありません。
片付け始めた友人達は、私に向かって、
「お疲れ様~!」
「早く、帰ってあげて」
と声をかけてくれます。
本当に、ありがたい。
大慌てで、車を走らせ、今日はなんとか娘の就寝時間に間に合って、帰ってやることができました。
私自身も勉強会に参加でき、満足。
ホッとして眠るのかと思いきや、娘がなにやら嬉しそうに、茶封筒を持ってきます。
「修学旅行の時の写真!」
そっかぁ~、これが見せたかったのね。
嬉しそうに、ひとしきり写真の説明をした後、娘はお布団に入りました。
「明日も6時に起こしてなぁ~」と言って。
不安にさせて、ごめんね。
でも、こうやって1つずつこなしていくことで成長していくんだろうなぁ。
3人目だから、こんなふうに思えるのだと思います。
1人目の時なんて、どこかへ出かけるなんて思いもつかないし、できもしませんでした。
だって、6年生の受験生の弟として、4年生の次男、2年生の末娘が家にいるんですから。
でも、じゃあ、フルでお仕事をお持ちのお母さんは?
と思わずにはおれなかったのです。
それはそれで、もっと小さい時から、自立できるように意識して接していらっしゃるのでしょうけど。
中学受験と一口に言っても、本当に諸条件はさまざまです。
不安や安心や、成功や失敗や、くっ付いたり離れたり。
こんな些細な、でも細やかな心情の繰り返しが、親をも子をも、育ててくれているように思った日でした。
中学受験って、だから勉強だけではないと思うのです。
心の成長を促してくれる、そんな機会でもあると思うのです。
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