長女も次女も都内の女子校が志望校だったが、
それぞれ入試対策として、1月校・埼玉と千葉の学校を受験している。
寒かったなあ。
早朝から校門に立っていて下さった塾関係者の顔が今でも目に浮かぶ。
本当にありがたかった。
娘に向かって「がんばれ」との応援の言葉。
それを私は後ろに立ってひたすら目礼するのみ。
目と目の会話。
子どもの気持ちは知らないが、私の方が泣きそうだったっけ。
入試の間に待つ体育館。
埼玉や千葉の学校では生徒さん達が温かいお茶やお菓子でもてなしてくださった。
寒いんだけど、なんだか温かいストーブのにおい。
試験がひとつ終わる度に掲示される入試問題。
メモに走るご父兄を横目で見ながらほおばったおミカン。
安全校だとたかをくくっていた学校の入試で、生徒さんに送られてきた娘の顔を見て、すぐにダメかなと直感。
偏差値じゃあなかった。
急きょ入れた共学。過去問なんて1回もやっていなかった。
反省。
次女は遠足気分だったこと。
入試のお手伝いに行く、長女の友人とのんきな会話。
飴だのガムだの、遊びに行くんじゃない!と喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
ネットでの入試結果。
番号があったこと、なかったこと。
2月の本命試験。
あの学校の校門やあの学校の廊下。
何度も何度も見学に行ったあれらの学校は、トイレの場所、
職員室の場所までわかっている。
私たち親と娘たちのいろんな思いが詰まった
あの時代。
いとおしくて、ちょっぴり涙が出そうになる。
私なんか、ちょっと送り迎えをしただけ。
私なんか、ちょっとお弁当を作ってあげただけ。
小学生の子どもたちが、他のいろんなことを我慢して
がんばって勝ち取った学校。
本当に尊敬に値します。
いま、がんばっている全国の中学受験生。
うちの、決して真面目ではないけど、めいっぱい学校を楽しんでいる女子中高生たちは、
あの時がんばった!という宝物があるから
どんなことでも乗り越えられるパワーを持っていますよ。
あと少し。
カテゴリ名: 女子校ライフ